当然一護はその“気持ち悪い態度“に悪寒がゾワワワッと
走ると、自らの腕で己を抱いた。
(何なんだいったい・・・)
訝る一護に、一人の男が声をかけた。
「一護君・・・」
「・・・あっ!浮竹さん。聞いて下さい・・・。何か皆ヘンなんです。俺を見るなり・・・」
「・・・一護君っ!!」
一護が最後まで言い切る前に、浮竹はガシッと一護の両肩を掴んだ。
浮竹はいつもの朗らかな笑みを浮かべ、でも良く見れば半笑いで
「・・・朽木から聞いたよ。大丈夫[イ◯ポ]は治るからねっ」
パンッ!!
一護は一瞬で自爆た。
直ぐ自己再生すると、その拳をプルプルと震わせた。
そして、この騒動の元凶である人物の名を叫んだ。
「ルギア“ァァーーーッ!!」
この後一護は、ルキアを即効捕まえて『俺は[イ◯ポ]じゃないっっ!!』と凄い剣幕で否定した。
その時、ちゃっかり『何なら、今すぐオメーで試すか?』などと抜かしたりした。
一方、当のルキアはスッカリそんなことは忘れていた。
こうして一護の[イ◯ポ]の噂は、75日間続いたのは言うまでもない。
この数年後後、一護が[イ○ポ]ではないと“証明“されたが、新たなる疑惑が浮かび上がった。
それは[イ○ポ]ではないが[ソ○○ー]という噂である。
ルキアは心配な面持ちで恋次に尋ねた。
「さ・・・、さあっ・・・」
尋ねられた恋次にしてみれば、一護が[イ◯ポ]であろうが[包◯]だろうをが、ぶっちゃけどうでもいいし、ハッキッリ言っててハタ迷惑である。
むしろライバルが減るので、そうであって欲しいと願った。
そんな二人のやり取りを、他の[副隊長]達は耳をダンボにしながら聞いていた。
ルキアは話すべき場所を間違えていた。
何故なら皆(副隊長連中)退屈してたからである。この後[副隊長]達は、一護をネタに、ディスりながら盛り上がった。
そして、一護にとって“[不幸]なことに、其処には“やちる“という[悪魔]がいたことだ。
「ねえねえっ!知ってる?イッチーってね[イ◯ポ]なん何だってーっ・・・」
やちるは“無邪気“に[瀞霊廷]内に大きな声で、言いふらしていた。
やちるに[悪意]がない分、質が 悪かったりする 。
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ーーー・・・おかしいっ・・・
一護は[瀞霊廷]に足を踏み入れてから、周囲の反応が違うのに気がついた。
何故か一護を見るなり、ヒソヒソと小声で話したり、プッと吹き出して走り出したり、ちょっと冷めた目で見ていたりする。
一部の[男性死神]は“同情“の眼差しで見ていた。
何より“あの“人を塵芥の如くしか見ない白哉が、眉尻を下げ憐れみの目で一護を見つめた。
これはテスト投稿です。
《登場人物紹介》
阿散井恋次、浮竹十四郎、草鹿やちる、朽木ルキア、黒崎一護
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それは、ルキアが浮竹に[副隊長]に、任命されて暫く経った出来事である。
[副隊長]会議で、ルキアは“ある”一言で、そこにいる[副隊長]全てを凍り付かせた。
その一言とは、
「なあ・・・、恋次。“イ○ポ“って何だ?」
「ブハッ!!」
突然ルキアから、とんでもない質問をされた恋次は、飲んでいたお茶を口から吐き出した。
「ななな・・・、な・・・、何を言い出すんだオメーはっっ!!・・・そんな可愛い口で・・・!」
恋次は口を拭いながらも、動揺は隠せなかった。
そんな恋次に目もくれずルキアは腕を組ながら
「いやなっ・・・、ふとっ[虚園]での出来事を思い出してな・・・。その時いただろ?ちっこい[破面]の娘が・・・」
ネルのことである。
恋次は「あーっ」と言いながら、ネルの顔を思い出した。
(いたな・・・。そんなの・・・)
「その時、あの小娘が、一護に対して『イ○ポ』って言ってったのを思い出してな・・・」
ルキアは真剣な表情をすると
「・・・恋次。一護は何かの[病気]かなのか・・・?」