久しぶりにシリアス。
知らないふりをする河合君の話。先生の出番はセリフのみ。
以前書いた
虚言症の続きです。
切なめで短め。
[虚言症・依存症]
『大丈夫、大丈夫だよ…』
最初から分かっていた
本当は違うってことを
それでも僕は
「先生」の言葉に甘えていたかったのかもしれない
安心したかったのかもしれない
『大丈夫ですよ、「先生」』
不安が無かったわけじゃない
僕のことは本当は好きじゃないんじゃないか、と考えることもあった
それでも構わない
そばに居られるなら、それでいいと
自分に言い聞かせて
あの言葉が嘘だったとしても
僕にとっては真実だったんですよ
芭蕉さん…
end.
・・・・
椎名林檎さんの「虚言症」と「依存症」のイメージ。前に「虚言症」の話を書いたのでその続きを書いてみたいと思ってました。
ボツにしたエイプリルフール文で書きたかったことを少々盛り込みました。