話題:ちょっとした贅沢



先日、スーパーで“ある物”を大量に買い込んでいるオバサマに遭遇しました。俗に言う【大人買い】というやつです。

さて、ここでクイズです。
そのオバサマが大人買いしていた物とはいったい何なのでしょうか?例によって3択でお答え下さい。難易度はかなり高いです。

@ヒッピーターン。
Aホッピーターン。
Bグッピーターン。
Cチャッピーターン。
Dオッパッピーターン。
Eミシシッピーターン。
Fハッピーターン。

正解は…(ドラムロール)…E番、柳ジョージ&レイニーウッドの『さらばミシシッピー』…と見せかけて…実はF番“幸せの楕円形”こと『ハッピーターン』です。

オバサマはそのハッピーターンを、な、な、なんと、買い物カゴ2つに山盛り状態で買い込んでいたのです。果たして何袋あるのでしょうか。遣唐使にも見当がつきません。

しかし、何故そんなに買い込む必要があるのでしょうか?もしかしたら、この先、世界的なハッピーターンの不作が続き、品薄となるのかも知れません。そして何処かでその情報を得たオバサマが慌てて在庫を買い占めている…。オイルショック時のトイレットペーパーのように。

しかし、その可能性は極めて低いように思われます。

となると(ダック)…見た目は子供、頭脳は大人買い。真実はいつも一つ。

「とにかく幸せになりたい」

買い占めの目的は恐らくこれで間違いないでしょう。

小森のオバチャマならぬ大盛りのオバサマ。『いったい貴女はどれだけ幸福になりたいと言うのですか!?』

しかし、まあ…ハッピーターンをどれどけ買い込もうと、それは本人の自由でありますので良いとして…その時、ふと思ったのです。

今までで最も(同一商品を数量的に)大人買いした物は何だろう?

真っ先に思いついたのが、小学校の同窓会の幹事をやった時、近所のスーパーに発注した大量のお菓子でした。確かあの時、ポッキーチョコを50箱ほど買い求めたはず…。それだろうか?

因みに、そのスーパーにお菓子と飲み物を発注した帰り道、私は自転車で車にはねられました。はねられた場所は小学校時代の友達の家の真ん前だったのですが、事故の音を聞き付けて家から出てきた友達のお母さんに、車にはねられた直後の道路に倒れ込んでいる状態でありながら…

「どうもお久し振りです。勇樹くんは元気にしてらっしゃいますか?」

と、実に礼儀正しく丁寧に挨拶した事から“トキノ君=ブルボン貴族の末裔説”が誕生するわけですが…それはまた別のお話です。むしろ、人の元気を心配している場合ではなかろうという…。

話がズレました。が、〇〇はズレていないので大丈夫です。

人生史上最大の大人買いは、やはりそのポッキーなのでしょうか。

いや…そうではありません。

ここで私はある事を思い出したのです。それは、小学校時代、大のお気に入りアイテムであった【水風船】です。

水道の蛇口にくっ付けて空気の代わりに水を入れて膨らませる風船。その名も文字通り【水風船】。水を含んだ薄いゴムの柔らかな触感と、太陽の光に透かした時の淡い透明感。大切に扱っても直ぐに割れてしまう儚さ。

【水風船】は審美的な意味合いにおいて、今でも私の心の中では最高のアイテムの一つとなっています。

私はその【水風船】(10個入り)を100袋同時に買った事がある。個数で言えば1000個です。

恐らく、それが我が人生史上最大の大人買いでしょう。

…いや、しかし…

個数で考えるならば、“鰹節削りたてフレッシュパック”はどうなのだろう?細かく削られた一切れを一個と数えれば、こっちの方が多いかも知れない…。

いや…

そういう話ならば、20キロの米袋のお米の粒数の方が…。

いやいや…

粒数ならばインスタント珈琲の粉末の数の方が多いような…。

いやいやいや…

粉末の数ならば、小麦粉の大袋の方が…。

……。

何だかキリがなくなって参りましたので、笑点、この辺でそろそろお開きとさせて頂きます…テケテンテン♪


《次回ゲスト》…昭和のいるこいる。マジックナポレオンズ。(←ガセ情報)。