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ナナとノノ

七緒の話


七緒を買って、ゆかたを着たいなあと眺めていると、突然ゆかた姿の穂村さんが頁上にあらわれてびっくりした。なにしてるの。

ななおってどうして七緒という名前なのだろうと思い検索してみた。

七緒編集長インタビュー

……『住む。』が読みたくなった。
雑誌のコンセプトを擬人化した仮想ヒロインの名前が「七緒」なのかなあと思っていた。


八日の話

久しぶりに本を山ほど購入する。
おそらく初めて諭吉をとばしてしまい、いけない気持ちになってしまう。大人になったら会社の経費でうん万円する本をぽんぽん買えるってだれかの実録で読んだけれどそんなことはない、自分のお金だからこそこんなにもはらはらする。
本をこんなに買ってしまったよとある人に言うと、
「怒ってるの?」と真顔で聞かれて……言葉につまる。互いにそれぞれの勘違いをしていてすぐ笑いに変わったけれど、なにかドキッとくる質問だった。私は少しも怒っていない。本をたくさん買うときは心に余裕があるときだ。何かを投げやりにできるほど心に力があまっているとき。

「明日は大きい鞄を持ってきて」と言われる。


九日の話

大きい鞄を持ってきてねと言われたなあと思いながら小さなポシェットを提げる。
そうしたら本当に紙の束をわたされたので驚いた。そこには……了承を得ていないので書けないけれどひとつの作品が存在していて、たった今読み終えた。いいなー私も何か書きたくなってしまった。
ひとことも口には出していないのに、歯医者の先生が執筆活動しないの? と急に言ってくれたり(何も考えてないとしても)、こうしていきなり紙の束をわたされたり、日記を読んで感想を送ってきてくれたり、言葉を生むということが今でも決して遠ざけられてはいなくて、それはけっこうハッピーなことだと思う。




おまけ
のの湯の話

釣巻和『のの湯(2)』

一巻より良かった。一巻は話によって雰囲気が変わったりしていたけれど二巻になったら安定してた。銭湯ガールズライフです。
「シュンガ 春画に出会った…!!」のくだり面白かった。あと、一番最後の話のラストがよかったです。本当のことっぽくてそういうことをもっと聞かせてほしい、というの。
そういうことを言える仲というのと、やっと言える仲になったという仲、ふたつの意味でよかった。


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