をさらけ出すことをあまり恥ずかしいと思わない。なぜだろうと考えたら、あまり胸が大きくないからだと思い至った。だって男の人は恥ずかしくないでしょう?

私がそう言うと小雪は「そうかそうか」とくつくつ笑って
「君のそのささやかな膨らみを優しく包んであげよう」
そうして、後ろから私の胸をやわやわと撫でた。
「こりゃあホントに恥ずかしくねーかもな」
私は小雪がそう言うからなんだか逆に恥ずかしくなってしまって、ばか、と言って小雪の匂やかな首筋に顔をうずめた。

「小雪だってささやかなくせに」

「いーんだよ、ババアになった時垂れないから」

その言い方から小雪も少しは気にしてるんだなぁとわかって、そんな小雪を私は可愛いと思ったのだった。