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嫌な女

私は嫌な女だ。斜め上から見下ろしている誰かが肩を竦める様までまざまざと目に浮かぶ。人間というものにあまり関心がない。どうしてすぐに興味がなくなるのだろう。久しぶりにあった知人にひどい態度を取ってしまった。どうしてこうなのだろう。自分の顔がひきつるのがわかってしまう。笑おうとした努力もただ筋肉が痙攣を起こしたかのようなみっともない運動で終わってしまった。他人をこき下ろすことばかり考えているようだ。何様のつもりか。この人よりは私の方がちょっとばかり上等かしら、なんて狂気の沙汰である。憐れんでみせると少し心がすっきりとした。

むだい

なんでなんだ、なんでなんだ、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで、これ以上もういいだろ、もう十分だろ、もう償っただろ、どんだけ苦しんだらいいんだ、もう許せよ、わたしたちが何をしたっていうんだ。金金金金金金金金、金さえあればこんなに惨めな思いをしなくてすむのか。不安に食われそうになる。自分のことじゃないのに、不安で不安で不安で不安で不安で不安で仕方ないんだ。なんで、なんだよ。明日明後日生きられるのかどうかなんてそんなこと不安に思いたくないよ。普通に生きたいだけなのに、なんでそれができないんだ。別にブランドもののバッグも高い化粧品もおいしいレストランもいいお洋服も望んでないのに。普通に地味におとなしく生きたいだけなのに、どうしてこんなに難しいの。みんなこうなの?みんなこんなことになってるの?ねえ、お金がほしいよ。惨めなのはいやだよ。みんな笑ってよ、笑ってよ、笑って、よ、こわい顔なんてやめてよ

堂々巡りでまたこんにちは

あの頃はあまりの絶望に死にそうになっていたのに、絶望がなければないで、私は生きていけないのだ。

母からのメールを開くときはいつも不安になる。便りがないのは良い便りとはよく言ったものだ。

私の胸のうちで息を潜めていた絶望がまた産声を上げた。心臓がなくなってしまったような心許なさが左胸を覆う。

家が私を捨てたかったのではなく、私が家から逃げたかっただけだと、どうしてもっと早くに気がつかなかったのだろう。

ずっと助かる方法を探しているんだ。私の少ない家族がみんな幸せになる方法を探しているんだ。

うんざり、だなんて口にしたら罰があたるよ。

恐ろしいことなんて言葉にしたくない。そしたら嘘だってことにならないかな。

虚無感

無題

友人の結婚式に参列してきました。大変素敵な挙式でした。きれいなドレスを着て、本当にお姫様のようだった。

なんて陳腐な感想なのかしら。言葉が頭をすり抜けていく感覚。別にいいのよ、私はどうなっても。

霧散する。考えがまとまらない。そもそも何も考えてなどいない。

私に許されていることは、多くありますよ、実際。なんて誰かとの会話。

私の人格を否定しているのは唯一私ひとりだ。

承認欲求がひどいんです。私は誰かになりたかった。誰かに、誰かに、なにものかに、なりたかった。私の爪痕はどこにも残らないんです。かきむしった皮膚に薄く血が滲んでいる。私は神にでもなりたかったのだろうか。
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プロフィール
kさんのプロフィール
性 別 女性
系 統 アキバ系
血液型 O型