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あたしがリストカットをするようになった理由は破壊衝動と罪悪感が抑えられなくなったからだ。試験で点が取れない模試で一番になれない志望校の合格ラインに届かない、それらが全部絶望を形成する種になり一気に爆発する。そうすると私は一瞬だけ何も考えられなくなって手近にあるものを何でも壊す。机もひっくり返したペンケースもぶん投げた玄関のドアガラスも蹴り破った時計も投げたタンスにも障子にも穴を開けた。そしてお母さんに見つかって怒られる。だから標的を自分にした。自分なら痕跡を隠すことができる。

板チョコをバリバリと貪るのは幸せ。78円で買えるあたしの安い幸せ。

また気分が上向いている。気をつけなくちゃ落ちた時が辛い。

辛い、

辛いと言えば、来月は６連勤なんてあるので今から憂鬱でならない。３連休もらったのが悪いんだけどさ。３連休で実家に帰ってくるんだ。あたしを生贄にして生き長らえているあの家にな。

彼が電話くれて、私はなんて性格が悪いんだろうと思い知った。

ごめんなさいごめんなさい。こんなに嫌なやつでごめんなさい。私、ホントに駄目なやつだけど嫌いにならないでください。

いろんな感情が欠落している気がする。

もう寝る。おやすみなさい。

なんでだろう。なんでだか、楽しくなかった。

私を疎ましく思わないでね。

ごめんなさい。

暫く顔を見ていないとあんなに愛していた彼でさえ誰か見知らぬ他人のように思えてしまう。私の彼はこんな顔をしていたかしら。私は彼を通して自分を愛す。彼の中身を分析してしまう。嫌な癖だ。結局他人なのかな。毎日一緒に居てくれないと依存が薄れていってしまう。私はきっと愛と依存を履き違えている。あんなに、好きだったのに。依存の対象が妹に移っていってる。会うのにこんなにお金かかるなら別に会わなくていいや。