話題:SS
さて、ここからどう詰めていくか…。
町村は、取り敢えず一度【EMMA】を使ってからの取り調べを振り返ってみる事にした。
現時点で引っ掛かっているポイントは四つ。
@容疑者の男は“真っ赤なウソ”という言葉を今まで聞いた事がないらしい。
A“名無しの権兵衛”を“名無しの勘兵衛”だと思っている。
B“池袋と五反田の間”などと、少し変わった地図感覚を持っている。
C一見すると無秩序な窃盗品の数々に、一般人には理解出来ぬ整合性を見て取っている。
うむ…
町村は思わず腕を組んでいた。最後のCだけは、辛うじて容疑者が何らかの形で事件に関わっている事を示していると云えるが、あとの三つはどうだろう?
はっきり云って、余りにも些細な事柄である。容疑者が世間知らずで常識に欠ける事を示してはいるが、『だからどうした?』と聞かれれば、何とも答えようがない。
にも関わらず、町村にはそこが妙に気になっていた。要は、歯車が全く噛み合っていないのだ。数年前、海外研修に抜擢された町村が英国のスコットランドヤードへ行った時、言葉や習慣の違いにすっかり戸惑ってしまったという経験があるのだが、今、町村はどういう訳だか、その時に近い感覚を感じていた。
生活様式や習慣的思考の異なる別世界…。
『どうしました?取り調べはもう終わりですか?』
なかなか次の質問をしようとしない町村に業を煮やしたのか、容疑者は自ら町村に話しかけてきた。
『いや…まだ終わりじゃない』
『そうですか。いえ…もしかして【EMMA】に不具合が生じたのかと思って』
《続きは追記からどうぞ》♪
『いや、【EMMA】は順調に…』
云いかけて町村は思い出した。そうだ。もう一つ重要なポイントがあるではないか。
それは、六時間にも及ぶ取り調べに対して頑なに沈黙を貫き通した容疑者が、最新鋭のウソ発見器【EMMA】の存在を知った途端、手のひらを返したように自発的に口を開いた事だ。
そして、【EMMA】による取り調べの最中も、盛んに“【EMMA】の調子”について訊いてきている。
何故この男は、それ程までに【EMMA】のスペックを知りたがるのだろう?繰り返しになるが、法律上、ウソ発見器の結果は証拠能力を持ってはいない。それは容疑者にも事前に伝えてある。と云う事は…この男が恐れているのは法律ではない?
よし、次はその辺りを軽くつついてみようか。町村がそう考えた時…
『一つだけ私の方から質問、宜しいですか?』
それまでオブザーバー役に徹していた仁来が、思わぬ横槍を入れてきたのである。
『…ええ、勿論』
理由は不明だが【EMMA】を使った取り調べの最高権限が仁来にある以上、町村としては譲らざるを得ない。それに、仁来という得体の知れない男がどんな質問をするのかにも興味があった。
『君の方も、いいかな?』
『…ええ、いいですよ。どんな質問ですか?』
町村同様、仁来の申し出を承諾した容疑者だが、その表情は明らかに緊張で強張っていた。
『あ、いや…質問というよりも単に個人的に気になっているだけなので、雑談と思って欲しいのですが…』
え? 町村は少し拍子抜けする思いで仁来の顔を見た。が、仁来はそんな町村には目もくれずに、相変わらずの涼しい目で容疑者の顔を見つめていた。
そして…
次に仁来の口から出た言葉は、町村を更に拍子抜けさせるものだったのである。
☆★☆★☆
さあ、ついに完結編に突入致しました(^_^)v
ゴールまで、あと2ミリメートル!
次回で、取り敢えずの完結が確定。いやあ、なんとかゴールデンウィーク中に決められて良かったです(^w^)←安心するのはまだ早いぞ。(-o-;)
やっと…取り敢えずのエンディングが見えてきました
もう、今回で事件の全貌を書き切るのは不可能なので、いつか続編も有り得るぞという形で終わらせようと思います
それがいいです
ウソ沈シリーズ
今回はあくまで序章、PART 1という事で終わらせようと思います
今回で事件の全貌を書き切るのは ほぼ不可能です
私も続きが気になって仕方ありません
…って他人事みたいな
もう、これからストーリー性のある物を書く時は 最初から@AB…と数字を振る形にしようと思います
たぶん…
今回で全貌を明かそうと考えたら、間違いなくそういう感じになると思います
という事で、今回は序章に過ぎないという形で次で終わらせようと…それでもエピローグはあるかも
アンニュイ奥さま劇場 最高
こういう感じのシリーズ 始めたくなって来たぞ
切りどころは、一旦 書き終わってから、“ちょっと次が気になるような形”に最後の一文を書き直してから アップしてる( ̄∀ ̄)
で…一応 次で【本編】は完結する予定
そして…例によってエピローグへ
やっとゴルが見えてきて本当に良かったれちゅニャリンよん
結末わいかに
略してウソ沈
パート2
浪速恋しぐれ編
パート3
最後の夏休み編
相棒を超える大ヒット
や〜んっ
気になる
気になる
気になる木
ところで
完結編に前編と後編があるとは
SP超えてます
(完結編-後編)
(完結編-後編PART1)
(完結編-後編PART2)
…
(エピローグ-前編)
…
と続くのでは
仁来の口から出た言葉は何なんだぁ〜
(((o(>□<;)o)))
いったい何なんだぁ〜〜〜〜〜〜〜
(((o(>□<;)o)))
うわぉっΣ(゜Д゜ノ)ノ
気になって、気になって、仕方ないっ
まぁ〜
トキノっちったら、ホントにいいトコロで続きに持って行くわねぇ〜
ホント、奥さまっ。わたくし のぼせてしまいそうよっ
↑意味不劇場終わりっ
(*ノ∀`)ノ゛
読んでる側としては、後 十話位あるような気がしてしまうわっ
最終話で、どんな謎がとけるのか…?
ホントに、次回で最終話になるのか…?
二つの疑問を残しながら
ワクワクして待ってるわっ