話題:妄想を語ろう
【前語り】
皆様がご存知のように、全ての物や物事には名前があります。
名前の無いものは、名前を与えられて初めて世界に“それ”として認識されると云っても過言ではありますまい。
ですが‥
―――――――
『混沌とした名詞の日』
始まりは、ごく在り来たりな家庭の朝の風景の中で起こった。
結婚二年目の高原信夫・弓枝夫妻が、食卓で朝食のパンを食べていた時。夫である信夫が、突然、妙ちくりんな事を言い出したのである。
信夫『あ、悪いんだけど‥やっぱり、モヒカンも焼いてくれるかな?なんか急に食べたくなった』
弓枝『えっ!?』
驚くのも無理はない。朝食の献立に【焼きモヒカン】がある家庭など聞いた事がない。いや‥そもそも【モヒカン】は焼いたり煮たりするものではないだろう。
弓枝『何!?‥ごめん、よく聞こえなかった』
信夫『モヒカン、焼いてくれる?やっぱり、トーストにはモヒカン。朝の定番だから』
最初は自分の聴き間違えだと思っていた弓枝も、その一言で事態を認めざるを得なくなってしまった。
弓枝『ちょっと‥それ、どういう冗談なのよ?』
信夫『えっ!?冗談って何が!?‥朝食に“目玉焼き”ってそんなに可笑しいか?』
弓枝『目玉焼き‥‥だって、あなた今、“モヒカン”焼いてくれって言ったじゃない』
信夫『おいおいおい‥“モヒカン”ってのは髪型だぞ』
弓枝『知ってるわよ!知ってるから驚いてるんでしょ?』
信夫『全く、変な事言う人だなあ…。もう、いいよ。じゃ、代わりに“クフ王のピラミッド”出してくれるか?』
弓枝『はいっ!?』
信夫『“クフ王のピラミッド”だよ』
弓枝『ちょっと、そんなものある訳ないじゃない。何言ってるの!?』
信夫『だって、夕べ、冷蔵庫の中に一個残ってるの見たぞ』
弓枝『冷蔵庫の中に“クフ王のピラミッド”は入りません!』
信夫『いや、確かに夕べはあった。ちょっと待っててな‥』
信夫は冷蔵庫へ行き、何かを手にして戻って来た。
信夫『ほら!ちゃんとあるじゃないか』
しかし、信夫が食卓のテーブルに置いた物は、どこからどう見ても“クフ王のピラミッド”には見えなかった。
弓枝『それ…“朝食りんごヨーグルト”よ』
すると、信夫は何故か大声で笑い始めた。
信夫『“朝食りんごヨーグルト”って!(爆)‥それ、エジプトの古代遺跡じゃないか!(爆)』
弓枝『ね、本当に大丈夫?“クフ王のピラミッド”がエジプトの古代遺跡よ』
しかし、信夫は笑い続けていた。
信夫『うひうひ、うひひ〜‥今日の弓枝はお笑い芸人を超えてるよなあ。“クフ王のピラミッド”は今目の前にあるでしょ』
弓枝『だから、それは“朝食りんごヨーグルト”なんだってば』
信夫『あれ‥もしかしてマジで言ってる?』
弓枝『当たり前でしょ!ね、ほら!ちょっと、いいからパッケージ見てみなさいよ』
弓枝に言われるままにパッケージを見た信夫の顔は、見る見る内に青ざめていった。
信夫『ほ、本当だ‥“朝食りんごヨーグルト”って書いてある』
弓枝『だから、初めからそう言ってるでしょ』
信夫『よくよく考えてみればそうだ。でも、先刻までは“クフ王のピラミッド”だって完璧に思い込んでたんだよ』
弓枝『大丈夫?』
信夫『何でだろ‥』
弓枝『ねぇ‥今日、会社休んだ方がいいんじゃない?』
信夫『そうしたいのは川々だけど‥』
弓枝『“山々”‥の間違いよね?』
信夫『え…いま俺、何て言った?』
弓枝『川々‥』
信夫は泣きそうな顔になっていた。
信夫『休もう。‥あ、でも今日は割と重要な“パン食い競争”があるんだよなあ』
弓枝『もしかして、それ‥“会議”の事?』
信夫『“会議”はアレだろ!運動会でパンを‥あ、そっちが“パン食い競争”だった』
弓枝『ね‥お願いだから今日は休んで。会議は誰か別の人に頼んでも大丈夫なんでしょ?
信夫『そしたら“パン食い”‥じゃ無かった…“会議”は代わりに“マルクス・アウレリウス・アントニウス”に出てもらおう』
弓枝『‥誰それ?』
信夫『ほら、先週家に連れて来た部下の』
弓枝『“西野さん”の事?』
信夫『俺‥何て言った?』
-追記ページへ-
確かに
世界中が失言の雨あられで…みんなワケ判らなくなって笑いながら滅亡していくかも知れない
でも楽しそうだと思うのは私だけかしら
そうなのです
言葉が違う外国人と意志疎通を図るだけでも大変なのに、物の名前そのものすらなかったら…
もう、まともにコミュニケーションが取れなくなるでしょう
逆にテレパシー能力が芽生えてくるかも
そうなんですよねぇ
仏教の“空”ではないですけど、目の前に広がっている物は必ずしも絶対的な存在ではないと考える事で生まれてくるものもあるのかなあ〜という感じです
新八を超えるツッコミキャラ弓枝
いや、しかし…
逆に考えれば、信夫の言う言葉が正解で弓枝の方が間違いである世界が あっても不思議ではないと云う事なのよね
世界中の人たちが“目玉焼き”の事を“モヒカン”と呼び始めたら…モヒカンが正しい名称になるわけで
このテーマは、突き詰めて行くと相当 奥が深いし難解なので(泣)…真正面から語るとドン引きされるからさあ…これからの記事に、さり気なく織り交ぜていこうと思ってる
ってか…
何を妄想したんだあ―――(゜∀゜;ノ)ノ
はい合格
もう大丈夫です
で…そうなんですよねぇ
もし、共通認識している記号としての言葉がなかったら…
簡単な事一つやるにしても大変な時間とエネルギーを必要としますから
例えばリンゴにしても“リンゴという名称”が存在しなかったら…それについて語るの かなり面倒くさくなって…
そう、テレパシー…そこに行き着くと思います
僕ちゃんも書きながら、頭の中でイメージが錯綜して大変でした
そうなのですよ
これ…社会や歴史から、哲学に至る問題でもあると思うのです
人間が 如何に不確かな記号の中に居るか…とか…まあ なかなか語りきれるものではないので、今回はこの辺りで
みかんとリンゴの取り違えもおリンゴも頷けます
もう、これは無限のバリエーションがありますよね
渥美角煮進は、四角さとコクが マッチしてるかも
水戸校門さまの高笑いが聞こえるよう
ルックチョコにちわは(笑)…岸部さんのイメージが切ない
やっぱり決まった名前が当たり前れちゅニャリンつか始まりわろこにょ誰が名ぢゅけたか知らにゃいれちゅニャリンけろ
雲とかヒヨコとかカツラだにょ枝毛とか粉雪とかいちゅ誰が決定ちたにょれちょ
言われて見れば思いこんれる言葉が今ちゃら変更ににゃたら大事ににゃりマチュピチュニャリン
おはようございます
この世界の
全てが
思い込み
人が造り出した
虚像
なんて
考えたら
気楽かも知れない
(o^-^o)
良い1日を
妻の弓枝 すごっ
言葉の間違い全部つっこんでる〜
と、思ったら…
最後には、感染列島になってしまったのねっ〜
でもっ、弓枝 がんばった!えらいっ!
そうよねぇ〜
物の名前が不確定になるだけで、意思疎通取れなくなるぉねぇ〜
それじゃぁなくても言葉ってデリケートなのにっ…
みぃう。『!』や、『』だけでも恐いよっ
同じ言葉でも、最後に『!』や、『』を付けられるコトによって、キツく感じたり、何か怒っているのかな?って感じるトキあるもんっ
う〜ん、いい例が思い浮かばなかったんだけど…
例えば…『行くね』
行くね
行くね!
行くね
その文章の前後にもよるけど、悩んでしまうトキある…
そうだぉねっ
意外と もろいモノなんだぉねっ
う〜ん…
そうゆう視点で考えてみると楽しいねっ
う〜ん…
視点を変えるっ
おぉっ!なんか色々発見出来るぞっ
モウソウ
おぉっ!
イヤン
チャウワっ!
(>艸<*)
これで
良いですかね?
(^_^;)
名前って当然と
思って話してますが
もし統一されて
なかったら大変な
ことになりますよね
(^_^;)(笑)
もう話をするのが
しんどくなって
テレパシーを
使うようになる
かもしれませんね
(^_^;)(笑)
牡蠣の土手鍋で
温まりましたか?
わたしは
ナナちゃんの体温と
お布団とで
温まってます(笑)
今日もありがとう
トキノさん
僕ちゃんのアタマん中
今ぐちゃぐちゃっす
いやぁ
これ、すごく深い話だと思うんです
常々、僕ちゃんは疑問に思ってまちた
なぜをリンゴと言うのか。
ミカンと呼んではいけなかったのか。
リンゴと決めつけるからリンゴであって、生まれてすぐに「これは、ミカンよ。」と育てられたら、はにとってのカタチをしたミカンという名前の物質なのでありんす。
昔、こんな話を聞いたことが
お上品なお婆さまに育てられた子供が、ずいぶん大きくなるまでを「おりんご」って名称だと信じていたと
…あれ
やばいっ
コメント長っ
まだ喋りたりないけど、退散っ
ばいちゃっ
不二夫ふ―じこ先生はルッパ〜ン
お供の佐々木角煮進が妊娠
混沌としたカウスボタン
以上思いつくままに