話題:SS
ちょっと試しに、今夜から1週間、数分で読める超短編を1日1編と云った風情で御届けする《シュール週間》なるものをやってみようと思います、ちょっと試しに。(←最初と最後に同語句を持ってくるサンドイッチ文法)…(←そんな文法はありません)…(←無かったから作ってみたノダ)…(←パパボンのバカみたいナノダ)…(←それを言うならバカボンのパパなのだ)
コレデイイノダ(*゜ー゜)ゞ⌒☆
…で、何の話でしたっけ?
ああ、そうそう、《シュール週間》でした。
何せ“シュール”で有りますので、意味不明な(と感じる)ものも多くなるとは思いますが、気楽にサッと読み流して頂ければ幸いであります。
…グダグダになって来たら途中で切り上げるかもですが(//∇//)
まあ兎に角、そう云う事ですので追記より【第1夜】(第1話)をどうぞ♪
‐シュール週間『ケンちゃんと私』‐第1夜【国道と魚群】。
朝の国道をイワシの群が游いでいた。
魚群は律儀にも車と同じように左側車線の走行を守りながら、気持ち良さげに車道の少し上の空中を流れるように游いでいる。その数何万匹とも知れぬイワシの大群が次から次へと絶える事なく目の前を通り過ぎてゆく風景は疑いもなく圧巻そのもので、歩道の人々は出勤や通学の足を止め、突如として現れた不思議な光景にひたすら目を奪われていた。
信号が赤に変わると魚群は停車ならぬ停魚し、交差点の右折車線では魚体の右側をチカチカとウィンカーのように点滅させる。車が魚に変わっただけと云えば確かにそうなのだが、その仮定こそがそもそも有り得ない。
(これは一体どうした事だろう)
恐らくはこの場にいる誰もがそう思っていた。
すると、散歩中と思しき老人の男性がポソリとこんな事を呟いた。
「そう云えば…遥か昔、この辺りは海だったんだな」
それを聴いた歩道の人々は心の中で頷いた。
この不思議な光景は、とうに失われた筈の太古の記憶が何らかの理由で甦ったものなのだろうか。
(その可能性は有り得るかも知れないな)
私がそんなふうに思っていると、不意に後ろから肩に手を置かれたので驚いて振り返ると、ニコやかな顔をしたケンちゃんの姿があった。右手に電子炊飯釜を下げている。恐らく鞄と間違えて持って出たのに違いない。ケンちゃんはそういう人なのだ。
「どうやら…皆は太古の記憶が甦ったものだと思ってるみたいだけどさ…」
のんびりとした口調でケンちゃんが話し掛けてくる。
「ひょっとするとこれは、僕らがこれから先の世界で見る未来の光景かも知れないよね。…って事で、僕はちょっとパン屋に寄って行きたいからお先に」
そう云うと、ケンちゃんはまるで何事も無かったかのように平然と去っていった。
確かに。これが太古の風景である可能性があるならば、逆に、未来の風景である可能性も等しくあるわけか。
どちらにしても、答えなど見つかるべくもない出来事ではあるけれども。
やがて、強さを増した太陽の陽射しにイワシの体は徐々に透けてゆき、魚群の姿が完全に消え去るのと同時に、街はいつもと同じ毎度変わらぬ朝の風景を取り戻し、人々は一様に夢から醒めたような顔つきで再び歩き始めたのだった…。
―第1夜終了―。
そう♪ここは「透けてゆく」ところがとても大切 だと私も思うのさ(*^^*) 蜃気楼的というか、確かにオーロラのスクリーンに通じるものがあるかも知れないな♪
ケンちゃん自身もある意味、存在的に近いようにも思える。カヲルもそうだけど、“どこか別のところからやって来た使者”のような♪ケンちゃんの場合はカヲルよりも現実世界に馴染んでる度合いが少し高い感じだけど、本質的にはとても似ている。このシリーズは、ケンちゃんが私を訪ねて来てくれないと書けないのかもな(/▽\)♪
で、木材トレーラーに追いかけられたり並走された時のその感覚、判るわあー(笑)(*≧∀≦*)ショッピングモールの屋上から見た駐車場の喩えも全くその通り!いや、相変わらずよく見てるなあ、って感心した( 〃▽〃)
碧い竜とお姫さま…言われてみれば何か書きかけたような…でも、全体像が思い出せないって事は、その瞬間にしか書けない物語だったんだろうな多分(涙)(>_<)まあ、でも、またひょんな事から其処にアクセス出来るかも知れないし…心に留めておこう♪(*^^*)
いやいや、梶井氏こそ忙しい時に有り難うね〜♪(*´∇`*)
溶けていき、に一瞬見えて、それだと、臓物が崩れ出す様子と生臭い匂いがして嫌な感じがするけど【透けていき】では魚群が属する本来の世界に帰っていくようで・・ちょっぴりさみしくなるキレイな場面だなあと思った
(゜レ゜)
高速を走っている時、木材を輸送するやけに長いトレーラーに追い抜かれたりするとシャチに追いかけられている小魚の気持ちになる(笑)あと巨大ショッピングモールの屋上から地上の駐車場を見下ろすと小魚の群のように見える♪♪
ケンちゃんは渚カヲルくんのイメージ♪華のある登場の仕方をするけど、フッ・・といなくなってしまう、みたいな。で、作者のTM様であっても自由に呼びせないんだ☆ケンちゃんは自分の気の向くままに旅してるんだ(゜レ゜)
すると、散歩中と思しき老人の男性がポソリとこんな事を呟いた。
「そう云えば…遥か昔、この辺りは海だったんだな」
なんとなく【渚にて・・】のおじいさんを思い出したなあ☆あと【オーロラのスクリーン】未来・過去・現在はホントは混在していているのだけど、人間は現在と一部の過去しか知覚できない。だけどたまたま波長が合った時、未来にリンクすることが出来るのかもしれないな☆
忙しいのにお祝いありがとうございました(^O^)/そういえば、au oneブログ時代碧い竜とお姫様の物語が夜中に間違ってUPされて消された事があったような気がするんだけど、あの物語ってどうなったんでしょう?V(☆O☆)Vそれとも記憶違いかなあ??
いやはや…思い付きと云うか、勢いで始めてしまった企画ですが…そう云って頂けると嬉しいです(/▽\)♪
構造を考えるのは難しくもあり楽しくもあり、と云った感じで…これからも色々と模索しながら行きたいと思います(゜◇゜)ゞ
で…炊飯釜の中身…よくご存知で!(*≧∀≦*)
ケンちゃんはファッショナブルな男としても有名なのです(//∇//)
現実有り得ない情景有無も云わせず現実に連れ戻す
みたいな。
これから毎晩が楽しみ〜
あっ…ケンちゃんの炊飯器には口紅とファンデーションとひげ剃りが入ってるんですよね
よくご存知で♪(゜◇゜)ゞ
そうなのです♪ ケンちゃんは、器を間違える事はあっても中身は決して間違えない…そういう人なのです(//∇//)
ケンちゃん…おそろしい子(|| ゜Д゜)