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z/hT0

背骨に溜まることば
虚ろな発熱を繰り返す常

どこにかえせば、




あのかわいい坊や
睫まで揃いの赤毛
ミルクティー、蜂蜜、ラフランスのコンポート、キャラメルマカロン、メープルシロップ
あまいあまいいろの赤毛
かわいい坊や
やわらかな湖のあおの目
森にいかなくてもあえるのね
あいくるしい妖精の坊や
かわいいこ
まっしろな表皮の中身はクリスタルとももいろ
細く長く繊細な手足は当然ゆびさきもつまさきも汚れていない
不思議な程おだやかなすべて
うつくしいこにはどんな服も装飾品も似合うけれど必要性は見出せない
やさしいこ
もう意地悪なコンクリートで跳ねてはだめよ、華奢な骨は精巧な飴細工なのだから
オルゴールの心臓はどんなきれいな音楽で循環しているのかしら

そんなことを一片も想像わずに、妖精はくるくるふわりと氷を撫でる
エーデルワイスへ夢幻のバードキスを贈るように
エドワードのハートのクッキーにおさない魔法をかけるように
いとしい坊やは氷をあいする





繰り返す虚ろな発熱を
殺すことばで焼き付ける
隠してしまえばみつからない、確信
きみには関係ない話だよ
すべてが嘘のパレードさ

ショーは楽しかったかい
非常識のおひめさま


拒絶反応に服従う真っ赤
「どちら様ですか」

.jgA/J/



刃物よりも
もっとずっと鋭利な


目眩と記憶と思い出と過去と骨
だらしのないことばしか拾えない今


さむい
ほんとうにさむい
日常
つめたいからだを冷たい身体で抱きしめる
セルフサービス
一人上手
セルフコントロール
一人遊び

うつくしいものを貪る
貪るだけ肥える やまいが踊る
うつくしいものを貪る
うつくしいものを貪る
鋭利に喰らう
肥える


「植物みたい」


増殖
適当な畏怖
減退
過度な白眼



「描いてたら治らないと、分かっているね」
治る治らないの話ではない



「繊細で生真面目で神経質」
なんの話
自己紹介はどこまでするべきか


拾ったことばはあまりに鋭利で
すべてが酷薄色に爛れている




嗚呼、愛すべき百の月の子
爪先立ちのシュガードール
どうかこの身にあなたの時間を、
芽吹くやさしさの膨大な純粋
わたくしは 頂戴したもの一音として不快の類を抱いてなどおりません
その純然な瀬をころしてしまわないか
わたくしは それがとても、恐ろしい

D0h-z0G/LF


眠れず 薄くあかい朝は痣に似ている
簡単に調べ直したら 今日はやっぱり命日であって
チョコレートや花束が総括的な意味での愛情になる事と
なんだか繋がらない


命日に愛情を共有しようとするなんて、なんてロマンチックなのだろう
という気持ちになるのに掛かる時間はどのくらい

命日だからこそなのだろうか
この日をそうだと、どのくらいの誰かが認識しているのか分からないけれど









わたしが壊した、顔も声も知らないけれどやさしくしてくれたあの鬼才のステンドグラスは
今頃はしあわせでいてくれているのだろうか
それとも
わたしが 壊したままなのだろうか



最低なわたしは最低なことに
無意識に代わりを捜す
一体なんのゆるしがあって そんなことをしているのか
未だに
未だに
最低なわたしは最低のまま


ゆるしも何も無い
何をしてしまったかわすれていない
とてつもない大罪
ゆるしも何も在る筈がない
有るのは 在るのは 無と罪


捧げるからだも持っていない癖に





首が 邪魔なんだ
四肢を早く取り外さなければ

奇声
英字


首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首首


命日に花束のキスを

メモと常



受付担当日

・12(火)/15:00〜20:00
・15(金)/同上


出展作品名/「存在依存 02」
出展者名/コイヅミ




出展作品名もタイトルも苦手
絵が「作品」… 絵の「タイトル」…
凄まじい違和感 いつまでも慣れない

絵になまえをつけることは自分には絶対的に必要だけれど普通ではないのだろうし
一々「作品」や「タイトル」についての根本的なあれこれを常にどこかでかんがえることは不必要なのだろうけれど
どこかで全く噛み合わない
絵を作品とすること、絵にタイトルをつけること、なにかとんでもない悪事をしているきもちになる
罪悪感と不快感の不愉快
そもそも 絵を描く行為それ自体をおかしくおもっている
なんて烏滸がましい行為だろう、なんて傲慢な接触だろう
正気ならしない
薄い薄いゴム膜の中で死ぬ生殖細胞になったような
夢の中、遺伝子が犯される様を無理矢理に見せられ 恐怖から、自分の叫び声で目覚めるも その夢の中で遺伝子を犯し続けていたのは己であったと知るような
生命の狂気



だめだ
またアメダマが殖える

mkICMKic



毎年 毎回
まだ4回目の展示
第1回から参加している展示
することは ほんとうはとても 大変
とても 悍ましい


ひとにみせるということ
ひとがみるということ
それに対する過剰な恐怖


ヒトにみていただくということ
ヒトがみてくださるということ

慣れないこの不安
描く限り 受け止めることの出来ないこの虚無と絶望


会場に向かうとき いつも必ず
絵を抱きしめて線路に倒れたくなる
絵を抱きしめて車道に溺れたくなる

抑え込んで浅い呼吸を繰り返して動かない両脚を凝視する

不様だ


描く理由がどうしても要る
描いてもいい理由がどうしようもなく要る

見窄らしい
首を紐で愛でる


朝に近付く
死んだようなカーテンコール
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