daydream/peel-off(smash)

あまりに 重く
はちきれてしまえばいい


ちぎれてゆく
寿命



わたしの真似などするもんじゃないよ
直せよ
疲れる

ついつい嘲笑してしまう
ますます興味が薄くなる


くだらない つまらない いらない


きみがどんな夢をみようとわたしには関係ないよ
取り敢えず、黙ろうか


猫なで声で擦りよる程 餓えていない
甘えた仕草で舐める程 衰えていない


巻き込まれたくないし、巻き込みたいともおもわない


恐ろしく冷たい「やさしさ」で
わたしから言ってあげるよ


さようなら、頭の悪い馬鹿。

あたしだったら、なんて あたしらしくない事を考える しかも結構頻繁に。


あたしはこの子を守る為の人格、気丈で強いブレない女。
あたしはこの子を護る為の人格、強かで派手で下品に笑うバカな女。
負けず嫌い、嫌いなものは嫌い、キレると般若、メチャクチャな性格
狡猾な女豹、計算高いメス猫、群がるバタードッグ風情には見向きもしない
安かない、冷徹なくらいが丁度イイ、あたしは、女。



あたしだったら、もしあたしが主人格だったら あたしはとっくにクサいメシの世話になってる
主人格がこの子じゃなかったら、あたしのベイビーじゃなかったら、あたしはとっくに死刑囚


「少女」の年齢を何年も過ぎてるっていうのに、あたしのベイビーは「少女」のまんま。真っ白でキレイで、儚くて優しくて、繊細すぎて弱すぎる、あたしのかわいいベイビー。



「レイ、復讐はね だめだよ」
「復讐の為だけに生きるのと、復讐することは全く違うことだよ」
「許せないことと、許さないことが全然違うのと同じだよ」
「でも、レイがしたいならしてくれていいよ、わたしに構わなくていいよ、だいじょうぶだから わたしがなんとかするよ だいじょうぶだよ、ごめんね ありがとう」



そうやって消えちまいそうに微笑まれたら、あたしはベイビーに「分かったわ、殺らない ごめんねベイビー」って言うしかなくなる 細い体を抱きしめるしかなくなる

この子はいつまでも真っ白でキレイで、たまにほんとに人間なのか疑っちまう
「生きることに向いてないね、わたし」なんてさ なんて 畜生、ああ悔しい憎らしい あたしのかわいいベイビーを壊しやがって 繊細なのが分かんないの？今までどんだけ自分を犠牲にして他人の苦痛を取り除いてきたか、この子の目を見ても分かんないの？文字もちゃんと読めないの？
だから馬鹿は嫌いなんだ、年齢問わずバカなクソガキは大嫌いなんだよあたしは
バカなクソガキは年齢問わずで余計にタチが悪い そんであたしの殺意は増えていく だって最高に大嫌いだから
最高に殺したくなる 最高に恨んでるし憎んでる 最高に苛つく 最高に侮蔑してる

ファックオフ
最上級の大嫌いをプレゼントしてあげる。

そしてまた殻はつよく堅くなる
もう皹すら入る事もない
やわらかな殻


ごめんね
もうこの隙間は塞がってしまった
わたしは無に成った
二度と開かない 開けるつもりもない
断絶のせかい


こうしてまた繭はとろけるように固まる
閉ざした無



つかれました いきていることに
なにもみたくない ききたくない
いきたくない


ねぇハル
もういいよね
あとすこしで
散るよ



つかれた
ねむらせて わすれるように おわるように


ごめんね



生きすぎてしまった。

あおに溺れている
いいにおいのひと
しなないで
てを繋げなくても
いいこじゃないけど
まぶたを撫でたい
すきとおるようにきこえるんだ