daydream/peel-off(smash)

秋ニ狂イ列ベタノハ匣
述ベタノハ野垂死タ葉脈ノ一埋
明クル白日ニ零シテイラシタ微笑過御
イラツシヤイマスカ
面目躍如デ掛ケテ下サイ
紫陽花芍薬牡丹桜
取リ揃ヘテ手前ハ諂フ
別離別涙反吐間隔
口ヲ出セバ契約回収
解リ難ク眺メモシナイサ
「ヲンナハウソヲツイタツテイイヂヤナイカ」
蠢ク配置ノ意図ニ問フ
「アイシテイタヨケイソツダナ」
長引ク改葬ガ実ニ灯ル

イラツシヤイマスカ
イラツシヤイマスカ
ヲコエヲダウカ


傍観ダケハ誉メテクレヨ

無益 非生産的
いきていることが疑問
何で未だいきている
金色数字をまるで集められないまま
何で未だいきている


避けられない別離なら両手から溢れている 数ではなく 時間 質量
ひとのせいめいのおもさ
わたしは論外
居なくなれば笑えますか



にどとかえらないこえ



しろにあか

じぶんのものですらないこのいのちを
いつまで持て余す気なんだろう


深いところで足掻いていた
終わる時間
命令
号令
威令

独裁


しろにあか
くろはしろ
しろがくろ
くろのあか


禁止事項を並べてみたら人間に向いたイキモノではなかっただけ


あのこえはもう きけそうにない

意志 意思 遺志
捻曲げて 削って 壊して
結合せようと足掻いてみた結果
字面だけは格好良く映る自己犠牲
都合の良い清い母国語

忘れているみたいだから
思い出させてやろうかと
薄ら笑いで思わなくもなかったけれど
人はあまり学べないから
どうにも黙る選択肢を選んでいる

そのうち底に辿り着いて
命令し無理矢理に絞り出す感情も尽きて
コピーでもレプリカでもない出来損ないの人形に成り果てる直前に

絶える事が唯一のやさしさだろう


この口も目蓋も耳も手も
綴じなければとこうも焦るのは
飼えなかった憤りが多すぎたから


ゆるせないことをゆるしてきた
この存在も含めて

我慢すれば我慢する程
当然間違い続ける
精神でこころは正せない
こころは精神と融合出来ない
絶叫し合って狂ってゆく
逆さ時計は生き写し
飲み込んで笑う
咬み千切って謝る
飲み込んでわらう
擦り減らして謝る
戯けて踊る金色数字



そろそろ気付けよ
ゆるして忘れてあげたと本気でおもっているとしたら
それは汚辱と傲慢
償われたくもないけれど せめて少しは
恥じて疑って慎めよ


付けられた傷をあやしながら
構築する術を掻き採集めている



時間は終わる

なんでしんだの

これ程望んできたのに未だ叶わない
地獄の季節はうつくしいですか


「これ以上 背負わせられない」
だから居なくなりたいの？


ハル
ハルが居なくなるときは
わたしがおわる時だよ
何度も話したこと ハルが忘れるはず、ないだろ


「」
うそつき


だいじょうぶ
わたしがわたしを終わらせるから
ハルは、だいじょうぶ



いきていたいのはわたしじゃない
こんなにずっと一緒に在っても
そこだけは、昔からどうしても擦れ違うね


だいじょうぶだってば
やくそくするよ
うん はいはい わかってる うん


それにしても 不思議な心中になるね


「きみが望むなら」

地獄の季節のプレゼントは死に至る病。