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しらないことは、怖い

ようやく『猫と針』を観ました!
“人はその場にいない人の話をする”がテーマの、心理サスペンス会話劇。
知らないうちに、自分が他人の話題にされ、噂されている。
自分が知らないうちに、もしかしたら誰かの恨みをかっているかもしれない…。
すごく恩田サンっぽい作品だなぁとおもいました。

商品を注文してから実際届くまでの間、『麦の海に沈む果実』などを読み返したりして、ずっと考えていました。
言葉使いひとつとっても、恩田サンの作品は舞台向きな台詞で構成されているものがおおいし、きっと舞台でやったら映えるだろうなぁ、って。
だけど実際に役者さんが演じていらっしゃるのを拝見してみると、なんだかやけに人間くさくなってしまうというか…。
恩田作品の登場人物はそんなヘラヘラしてないよ!とか、基本もっと冷静なんだから!と、ずっと違和感がありました。
なんていうか、恩田サンの世界というのは一見現実的なようであって実は幻想的な、あくまで紙の上にあるものであって、だからこそ読者それぞれがその美しい世界を想像し、たのしめるところによさがあるのではないかな、とおもってしまいました。

悩みに悩んで、結局戯曲→DVDと拝見したのですが、舞台版は若干笑いにはしりすぎではないでしょうか…?
普段シリアス系を演らない方々だからなのか、静かな雰囲気にいたたまれなくなっているような印象をうけました。
お願いだから、フラフラ動いたり余計なことしないで!とおもってしまったり…。
戯曲を読んでいてゾクッとしたところも、なぜか笑うポイントになっていたのでびっくりしてしまいました。
もっともっと、締めるところは締めてほしかったし、恩田作品特有の、誰かの重要な台詞で空気がピーンと張り詰める場面なんかも再現していただきたかったなぁとおもいます。

酷いことをたくさん書かせてもらっていますが(汗)、不思議なことに、結局“オギワラを殺した犯人”についての謎が深まったのは、舞台の方だったんです。
戯曲を読んだ時点では、「普通に強盗のしわざじゃないの?」で終わってしまったのですが、いざ舞台を拝見すると怪しい方がちらほら…。
登場人物に人間味が加わったことで、人物の関係性などの解釈の幅が広がった、というか。
戯曲と舞台、まったく印象が違って、それぞれたのしめました。

(タカハシが付けてたチョーカーは首輪…?
役作りは猫のイメージだったのかしら??)

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舞台が観たいよぉ〜!と、そろそろじたばた(≧д≦)
『執事ホテル』、『眠りのともだち』、『ライカンスロープ』…。
観たいのいっぱいあったけど、やっぱりわたしは葛藤モノがすきなので『カリフォルニア物語』のチケットを取りました!(笑)
(また銀河劇場、しかも席わるいわ〜!泣)
『執事ホテル』もね、たのしげな公式ブログとか観ちゃうと行けないのがすごく悔しいのですが、DVDを買うってことで泣く泣くあきらめました…(/_<。)
そういえば、出演者のなかに神田○のサンの弟サンがいらっしゃるみたいで、この間ニュースで舞台映像がちらっと流れたんですよ!
じぶんでもびっくりな俊敏さで、目を皿のようにしてベルボーイな彼を探しましたが、ダメでした…(泣)
共演者サンのブログに載ってた写真がほんっとかわいくてやばいです!(/∀\*)
そのおかげで仮免試験頑張れた気がするー^^
(ちょう真剣)←
次のライフ本公演は『夏の夜の夢』だそうで。
もしや噂のピンクちゃんかな?
たのしみすぎるーvv
行けるといいなぁ(*´艸`)
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