物を「
陳列」するの
「陳(ちん)」にも
「
東」が含まれます
「
東(とう)」は上下をくくった袋
(?)の中に物が詰め込まれている形です
「
β(こざとへん)」は神様が天と地を行き来する階段
(または、はしご)のことです
その神様が降りて来る階段の前に、物を入れた袋を多く陳列して祭る文字が
「
陳」です
ですから「
陳」の意味は「
つらねる」です
また「
陳述(ちんじゅつ)」などの理由を「
のべる」の意味も有ります
「鍛錬」の
「錬(れん)」は
金属を熱して、その中の不純物を取り除いて、精製することで「
ねる」の意味です
また火を使って「
ねる」意味の文字には
「煉(れん)」の文字があり
水を使って「
ねる」文字には、「
サンズイ+
東」の「
れん」と言う文字があります
「凍(とう)」の
「
東(とう)」は上下をくくった袋
(?)の中に物が詰め込まれている形です
「
冫(にすい)」は
「
水」が凍結する意味です
「
東」の袋の中に物が詰め込まれている形が、凍結した物の形に似ているので
「
凍」に「
東」があるのです
ですから「
凍」の意味は「
こおる」です
「
星(せい)」の旧字は
現在の「
日」の部分が「
晶(しょう)」の形でした
この「
晶」の「
日」は太陽の事では無くて、
星の事です
その「
日」を三つ併せた「
晶」は多くの星の光りが明るく輝く事です
昔の夜空は暗くて、きっと星の光りが明るかったのです
そこから
「
晶」は「
あきらか」の意味を持つ字となりました
また、星の光りは熱を持たないので、そのような光りを持つ「
結晶体」を「
水晶」言います
水晶は石英が六角柱状に結晶したものです
中国の古い本には
織姫や北斗七星などの事が出て来ますが
星の知識はオリエント
(西南アジア)とエジプトから伝えられたものが多いです
「秘密」の
「秘(ひ)」の旧字は、
「祕(ひ)」でした
「
必(みつ)」は「
柄(え)」のある武器の戈
(ほこ)や鉞
(まさかり)の
刃を付ける部分の形です
その部分を「
ひつ」と言い、その元の形が「
必」です
「
必」を「
かならず」の意味に使うのは文字の音だけを借りて別の意味に使う
「
仮借(かしゃく)」の用法です
「秘密」の
「秘」の旧字は
「祕」で
「
示(示)」は、神様への供え物を載せる「
テーブル」です
つまり
「祕」(秘)は「
必」(武器の刃を装着する部分)を神様に供えて神様を祭ることです
この行為は秘密の内に行う儀式でした
そこから「
ひそか」の意味になりました
静かで安らかなことを
「静謐
(せいひつ)」と言います
この
「謐(ひつ)」も
「
必」の関連文字で
大切な「
必」を供えて先祖の霊を祭ることから、
「
やすらか」になるので
「
やすらか」の意味が有ります