「
己(き)」は糸を巻き取る(
糸巻き)の形を表してます
ですから(己)の周りにぐるぐると糸を巻いたのが
「巻(かん)」です
この旧字が
「
卷」で
「
廾」と「
釆」を併せた形
(釆)は、爪の付いた獣の手
(廾)は、両手の事
「
巻」は
爪の付いた獣の手のひらの皮を両手にぐるぐると巻くことです
この
「
爪の付いた獣の手のひら」である
(
釆(べん))を含む
「
当番」や「
番号」の
「番(ばん)」は
「
釆」に「
田」を加えた字です
「
田」も、
獣の手のひらを表した字でで
つまり
「番」は
獣の足の裏を表した象形文字で
一歩一歩踏み出すことを意味します
この
「
番」を含む
「審(しん)」の、
「
宀(べん)」は先祖を祭る(みたまや
(廟))のこと
つまり
「
審」は
みたまや(
廟)に供える
「獣の手のひら」
廟へのお供えの獣の手のひら等には、傷などが有ってはいけないので、
綿密に「
審査」しました
そこから
「
審」に「
つまびらか」の意味になりました