「
出納」の「
納」の文字を使うようになったのは
中国の戦国時代(紀元前4世紀〜前3世紀)以降のようです
この「
出」は、足を踏み出す時の「かかとの跡」が強く残る形です
古代の「
出」は上の部分が「
止」で足のこと、下に足跡を曲線で書いて、強く踏み出すことを表してます
「
入」の古代い文字は
木を「
へ」の形に組んだもの、「
入」は室の入り口の形です
「込(こ)」は
日本人が作った「
国字」です
一定の場所に詰め込み、いっぱいになる事です
「人」は
「
ひと」を横から見た姿です
では
「入(にゅう)」は何でしょう?
「
入」の古代い文字は
木を「
へ」の形に組んだもの、「
入」は室の入り口の形です
この、入り口の形に屋根「
冂」を加えたのが
「内(ない)」です
ですから
「
入」は入り口から
「
いる」「
いれる」「
はいる」のことで
入り口から入った「
内」は
「
うち」「
なか」の意味に使います
「内」を含む
「納(のう)」に
「
糸」が付いてるのは
税として織物を納入したからです
後に全ての「
おさめる」の意味になりました
金銭な物品の出し入れを
「
出納(すいとう)」と言いますが、古くは「
出内」「
出入」と書きました
「出納」の「
納」の文字を使うようになったのは
中国の戦国時代(紀元前4世紀〜前3世紀)以降のようです
農具の「
鋤(すき)」を表す「
力」
鋤は農作業に使う道具ですから、
労働に関するものが多く
働くことは何時の時代も大変なことです
特に昔は機械が全く無くて、人間の力のみが頼りでした
努力の
「努(ど)」は
「
奴(ど)」と「
力(鋤)」で出来た字です
「
奴」は「
女」に「
又」をを加えた形
「
又」は
手を表す形です
つまり
「
奴」は「
女」を「
手(又)」で捕まえて奴隷にすることで、意味に「
めしつかい」「
しもべ」「
やっこ」等があります
その
「
奴」に「
力」(鋤)を加えた
「努」は
農奴が農耕に努めることを意味します
そこから全ての
「
つとめる」「
はたらく」の意味になりました
農具の「
鋤(すき)」を表す「
力」
鋤は農作業に使う道具ですから、
労働に関するものが多く
働くことは何時の時代も大変なことです
特に昔は機械が全く無くて、人間の力のみが頼りでした
労働の
「動(どう)」のヘンは現在は「
重(じゅう)」ですが
元々の字は「
童(どう)」でした、
「
童」は目の上に入れ墨をした人の意味で、犯罪を犯して刑罰を受けている者、または奴隷的な身分の人です
その「
童」(重)に
「
力」(鋤)を加えた「
動」は
農耕に従事することです
そこから体を「
うごかす」「
うごく」の意味になりました
でも元々ヘンが「
童」なのですから、元々は奴隷的な召し使いが農耕に従事する意味があります
現在は「はたらく」の意味の字には「
動」に「
人」を加えた
「働(ろう)」の字を使いますが、これは日本で生まれた字ですが、
中国に伝わり、中国でも
「
はたらく」意味で使われます