みんなのブログから来た大和

古代の「冬」は、編み糸の末端を結びとめた形ですが後に
下に「冫（ひょう）」が加えられ現在の形に近い物に成りました

「冫」（氷）が加えられたので「ふゆ」の意味に使われだしました


これに対して

「春（しゅん）」は
元の字は
「草カンムリ」の下に
「屯の下に日」（しゅん）
を加えた字でした

この
「屯」は
織物の縁の糸を結びとめたふさ飾りの形ですが
この場合は
寒い「冬」の間に、閉じ込められてた「草の根」を表してます

それに「日光（日）」を受けて芽を出そうとする字が
「春（しゅん）」の元の文字です

そこから
「はる」の意味に成りました

古代では
「糸」は大変貴重な物でした
ですから
「糸ヘン」の漢字が沢山あります

その「糸」の末端を結ぶ字形が
「総（そう）」や
「屯（とん）」でした

それともう一つ
「糸」を結ぶ字形が

「冬（とう）」です


古代の「冬」は、編み糸の末端を結びとめた形ですが後に
下に「冫（ひょう）」が加えられ現在の形に近い物に成りました

そして
「冫（氷）」が加えられたので
「冬」が「ふゆ」の意味に使われだし
本来は糸の末端を結び終結とする為に
「糸」を加えた
「終（しゅう）」の字が作られ
「おわり」の意味に成りました

「屯」は、「あつまる」の意味があります


「沌（とん）」は

「水」が集まり、流れない状態で
「混沌」は、物事の成り行きがはっきりしないこと

「頓挫（とんざ）」の
「頓（とん）」も
「屯」が糸の端を束ね結ぶ形なので「ゆきどまり」の意味があり
「頓挫」とは
計画等が（ゆきづまる）ことです

古代は
縫い取りが付いた黒い衣を王から賜る事も多く
それは儀式用の礼服で
礼服の純一な事から
「純粋」などの言葉も出来ました

「鈍感」「純粋」
「鈍（どん）」「純（じゅん）」の字に

「屯（とん）」の字形が含まれてます

「屯」は、縁の糸を結びとめたの末端を結びとめたふさの形で
「丸く固めたもの」の意味があります

そこから
刀などの刃が「丸くなり」切れ味が悪くなったものを
「鈍（どん）」と言い、
それを人に移して
「愚鈍（ぐどん）」
（愚かでにぶいこと）等の言葉にも使います

「鈍感」「純粋」
「鈍（どん）」「純（じゅん）」の字に

「屯（とん）」の字形が含まれてます

この
「屯」は、糸の末端を結びとめた形で
「屯」が純の元の字で
（純）は、布の縁に糸飾りを付ける事です

昔は、「屯」を「純粋」の意味で用いてましたが、
後に「屯」を「あつまる」の意味に使い
「純」を「まじらない」「もっぱら」の意味と成りました

「屯」の
「集まる」意味では、
駐屯（ちゅうとん）がそうです
兵隊が「集まりとどまる」のが「駐屯」です