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【漢字の話】 しゅん の話


(とん)
織物の縁の糸を結びとめた「房飾り(ふさかざり)」の形ですが、この場合は寒い冬の間、閉じ込められていた草の「」を表しています

それが「日光」な光を受けて、芽を出そうとする字が
(しゅん)の元の字です
そこから「はる」の意味になりました

【漢字の話】 しゅう の話

(しゅう)と言う字の旧字は
(しゅう)の下に
‥‥(れっか)」(火)を加えた文字でした

(か)」は、「」の事です
右の「(き)」は
イナゴなどのの事です

秋になるとイナゴが大発生して穀物を食べてしまうので、イナゴを「‥‥」(火)で焼いて豊作を祈る儀式をしたのです

それが「」の元々の文字でした
害虫」が発生する季節なので「(秋)」が
あき」の意味になりました

冬に向かう「」はさびしい季節です
その季節感を表したのが
(しゅい)
うれい」の意味です

【漢字の話】 どん の話


(とん)
糸の末端を結んで房をとめた形で、「縁飾り(ふちかざり)」の事です

饂飩(うどん)」の
饂飩(どん)にも
(とん)」が含まれます
」は(丸く固まったもの)の意味で
元々は中に餡(あん)を入れて蒸した饅頭(まんじゅい)の事で
饂飩(うどん)」は
日本の用法です

「頓挫(とんざ)」の
(とん)にも
」が有ります
」は糸の端を束ねて結ぶ形なので、「ゆきどまり」の意味が有ります
頓挫(とんざ)」とは
計画などが「ゆきづまる」事です


古代では
縫い取られた黒色の衣を王様から賜る事も多く
それは儀式用の礼服でした
礼服の純一な事から
純粋」と言う言葉も出来ました

【漢字の話】 どん の話


(鈍感)の「」や
(純粋)の「」に共通した字形は「(とん)」と言う字形です


この
(とん)
糸の末端を結んで房をとめた形で、「縁飾り(ふちかざり)」の事です

また
織物の縁の糸を結び留めたふさ飾りですので、「丸く固めたもの」の意味が有ります

そこから刀などの刃が丸くなり、切れ味が悪くなったのを
(どん)と言い
それを「人」に移して
愚鈍(ぐどん)
愚かで鈍(にぶ)いこと)などの言葉にもなりました

(とん)は水が集まり、流れない状態です
混沌」は物事の成り行きがはっきりしない様子です


【漢字の話】 とん の話


(鈍感)の「」や
(純粋)の「」に共通した字形は「(とん)」と言う字形です


この
(とん)
糸の末端を結んで房をとめた形で、「縁飾り(ふちかざり)」の事です

」が「」の元々の字で、「」は布の縁に糸かざりを付ける事です

昔は「」を「純粋」の意味にも用いてましたが
後に「」を「あつまる」の意味に使い、「」が
まじらない」「もっぱら」の意味になりました

」の「あつまる」の意味では「駐屯(ちゅうとん)」がそうです
兵隊が「集まり留(とど)まる」のが「駐屯」です



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