スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

【漢字の話】 せき の話

累積」の「積」
実績」の「績」
国債」の「債」
には
責任」の()の字が含まれていますね


(せき)
支配地から税を徴収すり事を意味した字ですが
その支配の及ぶ所を
(せき)と言って
今は(支配の跡地(あとち))の意味で()を使います
ですから神聖な遺跡(いせき)を「神蹟」と言います
また

のように
細かく小さいものを連ねて重ねる意味も有ります
(す)の子」の
」がその意味です

ですから
責任」とは、責めを負ってしなければならない任務の事ですが、元々の意味は「納税の義務」を言う言葉だったのです

【漢字の話】 せき の話

累積」の「積」
実績」の「績」
国債」の「債」
には
責任」の()の字が含まれていますね


(せき)
(か))は、稲等の穀物の事で

税として納める農作物を
と言いました

多くの「」を積み上げて納税するので
つむ」「つみあげる」の意味に成りました


(せき)
」として納める(織物)の事です
その()が規格通りに納入される事を
成績」と言いました
そこから「糸をつむぐ」意味になり、手柄の意味に成りました


(さい)
納税義務を表した字でしたが
後に、貸借の関係で
支払い義務のある債務
(かり)の意味に成りました



【漢字の話】 せき の話


累積」の「積」
実績」の「績」
国債」の「債」
には
責任」の()の字が含まれていますね

この共通した字の
(せき)」は

(せき)」の下に
」を書いた形が元々の字でした

下の「」は通貨の代わりにも使われた貴重な
子安貝」の事で、財物の意味です

上の「」は、(し)とも読み、先の鋭くとがった木です
このとがった木は
軍門や市場の門の目印に使いましたが、何かを突き刺す木としても使いました

ですから
」として納める財物の上に
(せき)を立てて印の木とする事を
(せき)と言いましたから
」は「」の意味から
税を「もとめる」「とりたてる」と言った意味になり
「責務」としての(つとめ)の意味に成りました

【漢字の話】 し の話

」は「印(しるし)の木」の意味と共に
地面に刺さるような木ですから「とげ」の意味も有ります


」を含む

(さく)の字は
元々の意味は
馬を打つ(むち)の事です
政策」等の「はかりごと」の意味は、文字を示す
簡策(かんさく)」から出来た意味です

簡策」は元々は、
簡冊)と書きました

これは昔、字を書くのに用いた、木や竹の札の事で

そこから
手紙」「書物」の意味に成りました
その意味での「」は
策略」等の
はかりごと」の意味に成って行きました

【漢字の話】 し の 話


(し)の旧字の下の部分は

(し)」と言う字です

この

標識の木の事です

この「」は軍門にも立てられましたし、交易を行う`市場´の門にも立てられました


」は「印(しるし)の木」の意味と共に
地面に刺さるような木ですから「とげ」の意味も有ります

ですから
を含む文字には
「細くて長い形」の意味も有ります


に「(リットウ)」を加えた
(し)
さす」意味の字です

刺殺」等の実際に「刺す」意味に使われますが、

風刺」など
それとなく「そしる」意味にも使います


また

」を2つ併せた

(きょく)
とげのある「いばらの木」の事です

「科挙」は、中国では
役人の登用試験の事
その試験場を「棘囲(きょくい)」と言って
試験場の周囲を`いばら´で囲んだ事から生まれた言葉です

前の記事へ 次の記事へ