スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

【漢字の話】 じ の 話

」の
みだれる)(おさめる)と言う意味のように
相反する解釈・意味(訓)を持つ事を
反訓」と言います


(らん)の旧字は

(らん)と言う字です

辞書」の
(じ)の旧字が
」で
)の左側もの左側の字と同じです


右の「(しん)」は大きな「」です

乱れている糸を(針)で解きほぐす事が
です

元々の「(辞)」は
裁判の言葉で
自分の疑いを「解き明かす」事でした

その事から
ことば」の意味に成りました

ですから
「辞任」「辞退」「辞職」等の
やめる」「ことわる」の意味にも使います

【漢字の話】 らん の 話


」の
みだれる)(おさめる)と言う意味のように
相反する解釈・意味(訓)を持つ事を
反訓」と言います


(らん)の旧字は

(らん)と言う字で
左側の上に
(つめ)」があり
下部には()が有ります
この()()は「手」の事です

(けい)」の線の上下に有るのは「糸」を意味します

つまり
糸架((いとかせ)に架けた糸が「みだれ」ているので、上下の手でほぐそうとしてる姿が
」の左側の字形で
みだれる」の意味です


)は右側に骨べらの
」の字形を加えて
解きほぐす事が
」で「おさめる」の意味でした

「武王曰く、予に乱君十人有り」(ぶおういわく、よにらんしんじゅうにんあり)

武王は周王朝の粗で
乱臣」とは「国を治める優秀な家来」の事で
この()は「おさめる」の意味です

しかし
左側の「みだれる」の意味が「」に加わってしまって、両方の意味になってしまったのです


【漢字の話】 くん の話


(つえ))を持って、神様に仕える者の事です

神意を正すので
ただす」「おさめる」の意味です

その「」に「」を加えたのが
(くん)です

」の「」は、顔の目口の「くち」ではなくて

神様への祈りの言葉の祝詞を入れる器()です

つまり
)は、神様の「つえ」を持ち、祝詞を唱えて神様を呼び寄せる事が出来る
聖職者(神に仕える人)の長の事でした

そこから氏族の長を
」と言い
君主の事を言うように成りました

その「」が後に
「里君」と呼ばれる村落の統治者となり、
その支配する地域を

(ぐん)と言うように成りました

【漢字の話】 いん の話


(いん)と言う字は
(そう)」の上部分や「(すい)」の下部分にある字の形と
棒状の「」を組み合わせた字です

」の上部分(ヨの突き抜けた形)は
)の字の事で()の意味です

」は神様の霊が宿る(つえ)を意味します

つまり
その((つえ))を持って、神様に仕える者の事です
神意を正すので
ただす」「おさめる」の意味です

(い)も神様のつえを持つ人の意味ですが

最初は固有名詞の
伊尹(いいん)」等に使われてましたが
後に「これ」「よる」等の意味に使われるように成りました

この「」のヘンから
カタカナの、
イロハの「」の字が出来ました

【漢字の話】 えん の話

(えん)の字の意味は
ひく」と言う意味です


」の上の「」と下の()は「」の意味です古い字形では
上下の手の間に「○(玉器)」の字も有りました


(えん)
その(玉器)を使って(引かれる)美しい女性で
ひめ」です
また艶やかな物で、心引かれる様子の事です



(えん)
)に「手ヘン」を加えて
貴人の「手」を引く意味をはっきりさせた字で
ひく」「たすける」の意味です

(かん)

をゆるやかに引く事です
ゆるやか」「たるむ」の意味が有ります
前の記事へ 次の記事へ