古代の中国の内陸部で生活した
「
殷(いん)」や「
周(しゅう)」の王朝の人達にとって「子安貝」は大変貴重でした
貨幣が作られ流通するまでは、貨幣の代わりに使われたので、経済や財産に関係する文字の中には
「貝(かい)」の字形が残ってます
「
貿易」の
「貿(ぼう)」の字体にも
「
貝」が含まれます
この「
貿」の上部は
「卯(ぼう)」と言う字で
これは神様へのお祭りの際に供える生け贄の肉を2つに裂く文字です
2つに分けることから
「
交換する」「
かえる」の意味に成りました
「
貿」の下部分(貝)は
貨幣として使われた「
子安貝」の事ですから
この「
貿」は、
貨幣を使って売り買いして「
あきない」する意味になったのです
「
財産」の
「財(ざい)」にも
「
貝」が有ります
「
才」には「
材料」の意味が有って
それと「
貝」を併せて
「
財宝」(たからもの)の意味になったのです
古代の中国の内陸部で生活した
「
殷(いん)」や「
周(しゅう)」の王朝の人達にとって「子安貝」は大変貴重でした
貨幣が作られ流通するまでは、貨幣の代わりに使われたので、経済や財産に関係する文字の中には
「貝(かい)」の字形が残ってます
「
子安貝」は「貴重な貝」でしたが、
その
「貴(き)」にも
「
貝」の字が含まれます
「
貴」の上部は
両手で何かを捧げ持つ形ですから
「貴(き)」は
子安貝を両手で持つ形です
それは
貴重な物を扱う行為なので「
とうとい」の意味に成りました
人の身分などが「
たかい」意味でも使われるようになり、
「
貴種」は高い家柄の生まれのこと
「
貴人」は身分の高い人の事です