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【漢字の話】 しん の話

古代では

鳥は神様の考えを伝えるものとされ、
鳥を使った鳥占いが行われてました。


ですから
(とり)と言う字の中心の字は
(すい)と言う字です。

古代の鳥は
尾が長い、短いに関係なく、全ての鳥が「隹」の字形です




(しん)
軍隊を進軍させる時には
「鳥占い」をして、
神様の意思を聞いてから進軍しましたから、
それから
すすむ」の意味となりました。



(すい)
も`鳥占い´に関係した字で
鳥占いをしてから物事を推進したので、

今も
「推測」「推察」等の言葉には
占い的な意味が残ってます。


(ゆい)

「口」に「隹」を加えた字形です

「口」は神様へのお祝いの祝詞を入れる器

その祝詞の前に鳥(隹)を置いて、
鳥の動きで神様の意思を判断する字が
です

その神様の判断に
「イエス、はい」
と答え従うのが「」で
それから
しかり」の意味となりました。


続く

【漢字の話】こうの話

「止」を上下逆にした`下向き´の足を表したのが
(ち)と言う字です
この「」は〈くだる〉と言う意味ですが、
単独文字での使用はありません



前回までの話


(こう)と言う字

旁の「夂」の下に「ヰ(い)」を置いた字形

「夂」は下向きの足ですが実は
「ヰ」も下向きの足を意味します。

つまり
「夂」と「ヰ」で左右の足を表してます。


ですから
「夂」を縦に重ねた形
左右の「止」を転倒した
「歩」と同じ字です。

前に説明しましたが
「コザトヘン」は神様が天と地上を昇降する階段です

それらを併せた
「降」は
神様が「おりてくる」と言う意味の字です。





「夂」+「ヰ」の降の右側と
「止」+「止」の「歩」が同じ足の意味で


「降」と反対の意味の字が
(ちょく)です

神様が天への階段を「あるき」「のぼる」意味で


陟降(ちょっこう)
とは「のぼりおり」のことです。

【漢字の話】ちの話

「止」を上下逆にした`下向き´の足を表したのが
(ち)と言う字です
この「」は〈くだる〉と言う意味ですが、
単独文字での使用はありません


↑前回までの話




「各」に「宀(べん)」を加えた

(きゃく)の字の

「宀(べん)
(家や屋根)に関係した字で、
氏族の霊を祭る廟(みたまや)のこと

「口」を供えて神様を迎えると
廟に神様が降りて来ること

廟に降下した「客(神様)」は、他から迎えた神(客神)で、
同族の神と異なる神を
「まろうど」と呼び
「客」の字をその意味で使いました

後に「客」は
人間の「きゃく」を意味するように成りました。


続く

【漢字の話】 ち の 話



(し)
と言う字は 

「足跡」の形をそのまま書いた象形文字

この「止」を上下逆にした`下向き´の足を表したのが
(ち)と言う字です
この「」は〈くだる〉と言う意味ですが、
単独文字での使用はありません



(かく)
「夂」と「口」を併せた字です。

「口」は、神様への祈りの祝詞を入れた器
「夂」は、(下向きの足)下降する足

つまり
祈りに答えて、
「神様が器のある所に降りる」
と言う文字です

その時は
神様が単独で降りて来るので「おのおの」の意味となりました。


続く

【漢字の話】 さい の 話



(さい)
と言う字は 

旧字は
「彗(すい)」+「女」から出来た字です

「彗」の上部の「|」に「三」を併せた字形は
かんざし」です

下部の「ヨ」の真ん中の横棒の突き抜けた形は
「又(右手)」と同じで
)を表してます。


それに「」を加えた

「彗」+「女」〓

つまり
女の人が髪に挿したかんざしを手で整えてる姿が

結婚式に正装した女性の姿で
そこから「つま」の意味と成りました
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