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のどが絞まっていく音が聴こえるか

僕の鞄の中にはサイダーとレターセットが入っている。


……のは、昨日友人と高校時代の先生に手紙を書いたからです。(サイダーはいただきもの)


本当はこのあとにたくさん綴っていたのだけれど、その書いていた日記が何故かすべて消えてしまってかなしい……かなしいね。ゴミのように撒き散らした言葉でも、死んでしまうとこんな気持ちになるのね……


三月は焦れったい季節ですね。
春がくればいろんな人がやってくるでしょ。またたくさんの人と出逢わなくてはいけないし、その関係の中で自分のバランスを保たなくてはいけない。つまらないでしょ。

よくも悪くも一人っ子で、その悪い面がこういう季節には如実に表れてくる。
みんなが新しいものを見つけていくのが私には面白くない。

マスコットとして生きるのはたいへん気楽よ。ヒモみたいに。学生みたいに、生き方に名前をつけてしまうとそこに甘んじられるもんね。
でも人間としてはどんどん退化していく。

でも人間って気持ち悪いしな。
人間が気持ち悪いという自分が気持ち悪いという自分がカッコよくなくて憂鬱が加速しますね。

けど人間って気持ち悪いよ。
赤に青が混ざって紫になるみたいな、人間の思考が混ざって変わっていくのとか流されていくのとか自分も例外ではなくのまれていくの、とても気持ち悪いよ。
ときどき見ているだけでも耐えられない。

手紙とか、日記とか、一方通行のコミュニケーションなら好きなだけしたいのに。

そばにいるだけで息が詰まっていく人がいて、というか勝手に息を止めている自分がいて、でもどうしても息が出来ない。

首を絞めている手は自分の手なのに。


〈封を閉じれないラブレターの様/言えないまま溢れていく言葉は闇に埋もれ〉
(「風招き」より)

なんでこんなアルバムができたんだ?だってくらいこの一枚は突出していいのだ。



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