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みつけたスタートライン


*無事就職先が決まりました!
 でもこの記事やたら暗い…
 不快感をあたえてしまったら
 ごめんなさい


  :
  :

なにがしたいの?
なにが、できるの?

ずーっとずーっとこんなことばっかりかんがえてて、すごくくるしかった。
もともと自信なんてもっていなかったけど、メーターがゼロになるまで、完全に消えてなくなった。
4年間もだらしない生活をおくっていた自分を恨んだ。
部活をいいわけにしてあまえていた自分を恨んだ。
誰かのせいにして、どこかへ逃げてしまいたかった。

「まだ進路決まらないの?」
誰もがみせるその表情に、嫌気がさした。
わたしはみじめだった。
放っておいてほしかった。
誰にも触れられたくなかった。
「頑張って」のひとことはこんなに無責任なものなのかと、はじめておもった。

第1希望の企業しか受けていなかったとき、ある子から云われた。
「こだわりすぎなんじゃない」。
瞬間、すごく腹が立った。
から。
あわてて苦笑いでごまかした。
けど、こころはずっと痛いままだった。
すっかり暗くなった帰り道を、泣きながら歩いた。
わたしのことなんにもしらないくせに、わたしが棄てたくても棄てられずに抱えているもの、なんにもしらないくせに。
わたしにないもの、わたしがほしいものたくさんもってるくせに。
あなたにいったいなにがわかるっていうの。
「わたしは、こんなわたしを必要としてくれる会社があったら一生そこに尽くすつもりでいるよ」。
このとき胸をはって云えたことばは、時間が経つにつれて揺らいでいった。
「とりあえず就職先を決めなくちゃ」。
ただただ焦るだけで、実際動けないじぶんが情けなかった。

卒業まで、気づけばあと1週間。
受かる可能性がほとんどない2社の返事を待ちつつ、先週、内定をいただいた会社の面接を受けた。
落とすための面接じゃなく、すごくあたたかい雰囲気で。
もっと、話していたかった。
実際仕事をされている様子もすぐちかくで見学させていただくことができ、とても刺激的だった。
そういう計らいや、社員の方々の丁寧な対応に感激した。
駅へ向かう途中、不意に「ここで働けたらいいなぁ」ということばが口から零れた。
しぜんと、涙も零れおちた。
いいかげん進路が決まって、こんなわたしのこと心配してくれてる家族や友達みんな、安心させることができたらいいのに。
そしてその時、報告する会社がここだったらいいのに。
そう願った。

そして今日のお昼、母からのメールで目が覚めた。
「おめでとう」のタイトル。
実家に内定通知がきたのだ。
すぐに電話をかけた。
母の声は震えていた。
母は泣いていた。
わたしも、泣いた。
よかったね。
そう云いあって、ふたりでまた泣いた。

電話のあとはしばらくぼうっとして、ちまちま友人たちへの報告メールを打っていた。
「おめでとう」と返信があるたびに、実感がわいてくる。
やっと終わって、ここからまたスタートなんだな、とおもった。
おめでとう、わたし。
ありがとう、わたし。
大丈夫。
ここからまた、頑張れる。


* * * *

最後に、これから就職活動をされる方々へ。
いろいろな体験をして、どうかじぶんの世界をひろげてください。
ここまで、って決めつけないで、やってみてください。
夢を持った人は強いです、絶対。
わたしみたいに置いていかれないように。
ちゃんと、自分がめざす場所に走りだしていけるように。

こころをこめて、「頑張って」。
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