5月25日、庭を探索していたら、大きなイモムシを発見。




アヤモクメキリガ(1) posted by (C)独り蛾
↑アヤモクメキリガ幼虫↑
草の茂ったところにいて、発見した時はムシトリナデシコの茎に掴まった状態でタラノキの葉を食べていた。
辺りの幼虫の糞の位置を見る限り、ムシトリナデシコやタラノキ以外にもいろいろ食べていたと思われる。

この幼虫を採集して飼育することにした。
餌は最初はムシトリナデシコを与えたが、草本は萎れやすくて餌換えが面倒なので、タラノキを給餌。
と言っても幼虫期はほんの少しだけで、採集から三日後には土に潜って前蛹になった。



そのまま夏を越え、9月28日、ちょっと気になったので土を掘ってみた。



アヤモクメキリガ(2) posted by (C)独り蛾
蛹になっていた。
これは10月9日撮影。
赤茶色で、目立った特徴は一切無い。
腹部尾端には二本の棘のようなものが付いていた。



11月1日、蛹をよーく見てみると変化があることに気が付いた。


アヤモクメキリガ(3) posted by (C)独り蛾
10月撮影の写真と比べて、色が濃くなっている!
翅の模様も僅かに透けて見える。
ほぼ毎日、時々蛹が動いていたので、もう羽化直前か!?



しかし20日経過しても羽化せず・・・
そろそろ心配になってきた(;´Д`)
頼む・・・無事羽化してくれ・・・!





11月22日、トイレに行こうとした序にケースを覗いてみたら・・・




アヤモクメキリガ(4) posted by (C)独り蛾
羽化キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
時間は14:16。
夕方〜夜に羽化すると思っていたが、まさか真昼間だとは・・・

殆ど動かず、この状態でしばらく固まっていた。
軽くつついてみても反応は無い。

この写真をよく見ると分かると思うが、口から透明な水を出している。
時々この水滴が落ちるが、すぐに新しい水を分泌した。
この水にはどういう意味があるんだろうか? 



14:26、10分経過し、変化アリ。


アヤモクメキリガ(5) posted by (C)独り蛾
触角と口吻が殻から出た。
この時点ではまだ口吻がだらしないが、14:32に口吻が丸まり、下唇鬚に収納された。

と、いろいろ変化が起きているが、体や翅は全く変化なし。
この前観察したキアゲハは1分もかからず蛹から脱出していたし、これは遅すぎて不安になってきた・・・



が、そんな心配は無用だった!
14:38、遂に脚をじたばたさせ、脱出開始!!


アヤモクメキリガ(6) posted by (C)独り蛾
かなり素早く動いていたが、口の水はくっついたまま。
なんかカワイイ(*´∀`)



すかさず割り箸を近付けると、登ってきた。


アヤモクメキリガ(7) posted by (C)独り蛾
割り箸の下の方で、じっとしている。


ここで、腹部をアップを撮影。


アヤモクメキリガ(8) posted by (C)独り蛾
羽化後は排尿をするのがお決まりだが、まだそれをしていないためか腹部がデカイ。
節がよく見える。

このまま約10分間動かなかった。



14:51、再び歩き始めた。



アヤモクメキリガ(9) posted by (C)独り蛾
歩きながら排尿!w
流石にこの瞬間を捉えるのは難しいので、動画撮影をして1コマ切抜き。
そのため、画質は他と比べてかなり悪い(´・ω・`)



歩き回った後、割り箸の先端でまた落ち着いた様子。


アヤモクメキリガ(9) posted by (C)独り蛾
かわいいいいい(*´д`*)
前脚をちょこんと乗せてるのが堪らん!





一記事に画像を載せすぎると重くなるので、とりあえず今回はここまで。

羽化開始から30分以上経過しても、まだ翅が伸びていない。
果たして、無事羽化不全にならずに済むのか!? 

次回に続く...