前回の続き。



糖蜜は終わりにして、老人ホームポイントへ。

この日は月がかなり明るかったが、灯火には意外と蛾が多かった。




チャエダシャク♂ posted by (C)独り蛾
↑チャエダシャク♂↑
晩秋のエダシャクと言ったらコレ!
エダシャクらしい渋い美しさをもっている。

本種の最大の魅力は、触角にある。


チャエダシャク♂-顔 posted by (C)独り蛾
この立派な触角が(・∀・)イイ!!

本種の属名は「メガビストン」!
トビモンオオエダシャクとかを含むビストン属に近縁なのは分かるが、メガはどういう意味だろう。
何かがメガ級なのだろうか?w




ウスタビガ♂ posted by (C)独り蛾
↑ウスタビガ♂↑
例年は♀ばかりで困っていたが、今年は♂ばっか(;´Д`)
個体変異が多くて何度見ても楽しめるから良いけど、どうせならこの運をクスサンやヒメヤママユに充てたかった・・・




ニッコウトガリバ posted by (C)独り蛾
↑ニッコウトガリバ↑
よく似たムラサキトガリバより少し遅れて出現することが多い。
本種はムラサキと違い、頭部や頸板付近の毛が褐色なので区別できる。
擦れた個体も多いので、翅だとむしろ同定が難しい。

この個体は撮りづらい位置にいたので手乗りさせようとしたら、擬死状態になった。



顔も撮影。 


ニッコウトガリバ-顔 posted by (C)独り蛾
このように頭部側が褐色な種は、ツマキシャチホコやキバラモクメキリガなど、様々な科に存在する。
それだけ擬態効果が高いのだろう。





以上、11月17日でした。

糖蜜の成果はイマイチだったものの、ついでにいろんな虫に出逢えたので満足!

自転車に乗るのは久々だったので、かなり疲れた(;´∀`)
山なら坂道はしょうがないと思えるけど、近所は低地のくせに無駄に坂道が多くて嫌になる・・・





【おまけ】
11月16日撮影、カラスヨトウ。


カラスヨトウ posted by (C)独り蛾
立ち枯れたクリの樹皮に群がるカラスヨトウ達。
ここには糖蜜を塗ってないので、越冬の為に集まっていたのだろう。