2017-5-19 11:27
attention!!
もし、シャングリ・ラがドラマで、3人が俳優さんだったら。なんていう作者だけが全力で楽しい小話(会話文)。
キャラじゃないときの名前とか考えるのめんどいし、俳優業界とか訛りとか業界用語とかドラマの撮り方とかナニソレオイシイノ?なので、深く考えてはいけない。随時更新予定(多分)
以下、ちょっとした設定
・レイ
今をときめく新人俳優。見た目(クールビューティー)とは裏腹に意外とヘタレでシャイ。とある界隈では例の絵本(笑)が出回るほど。オンとオフの切り替えが早い。
・黒兎
関西弁(京都訛り)で可愛らしい見た目を裏切って結構毒舌。中堅俳優とまではいかないが、なんか朝のニュースとかによく出てる。
・徨夜
黒兎と同期でしかも関西弁(大阪寄り)。よく黒兎と比べられるけど気にしてない。躁病ぎみ。可愛いものが好きでオーバーリアクション。いい意味で五月蝿い。
*
NG1(The play of foolsより)
徨夜「私の事を〜♪悲劇の迷子ォにしないで♪こォこかァら連れ出して〜♪……そんな気分だバカヤロォォォォ!!ってか、ここどこなァァァァァん?」
ーカット!!徨夜さん勝手にセリフ変えない!!
徨「バレた…だと…?」
黒兎「むしろ何でばれへんと思った?バカか」
徨「バカ言うなや!!アホと言え!!」
レイ「はわわ…」
徨「はわわ!!生はわわいただきましたァおおきに!!おおきに!!」(ビタンっ!!
床にダイブした徨夜はマネージャーがプリプリしながら回収していった。お疲れ様です、マネージャーさん。
レ「大丈夫…なんですかね?」
黒「あはは。気にしなくてええどすよー、いつものことそやし 」
レ「はぁ……。」
NG2(The play of foolsより)
―討伐対象であるクマ型のモンスターと出会う前の、徨夜さんから撮ります。では徨夜さん、ご準備を。黒兎さんとレイさんは先に録ったセリフを使うだけなので、一応、流れだけ見ておいてください。変更があればセリフ録り直しますので。
レ「分かりました。」
黒「了解どす」
―では徨夜さん、5秒前、4秒、3、2、……
徨「あ……あー、えーと?そのクマぷーは何だ?えー、いつ倒すのがベスト?」
―夜。寝込みを襲うのは卑怯だけど、そのモンスターの魔力が低下するのが夜だから、夜に……
徨「なぁなぁなぁなぁ、山でクマに遭遇したら何する?死んだふり?そっともハチミツ献上?」
―バカか。死んだフリしても無駄だっつー……おい、嘘だろ…?
徨「………(`・ω・´)」
―………
レ「え?あれ?徨夜さん?」
徨「エンダアアアアアアアアアアアアアアアヒィイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアウィルオオオオオルウェイズラアアブユウウウウヒュウウウ↑ゥウワアアアアアアアアア゛アア゛ア゛ア ゛……」
黒「うるさいわボケ!!何でそないに感極まってん!?」
徨「レイのバカ!!レイのバカ!!」
レ「えっ…オレ、ですか?(でもあれ台詞だし…でも…でもっ…)」
徨「ありがとうございます!!ありがとうございます!!我々にとってはご褒美ですっ!!」
黒「そっちかい!!っはぁ…マネさん、連れて行ってちょうやい」
徨「え!?なんでやねん!?いや、確かに発言がアウトかなっては思たけど別に通常運転やし、気にしやんかなって」
黒「黙れ変態。」
徨「変態やへん!!たやちびっと、おのれにしょーみすぎるだけぇや!!」
レ「いや…それって逆にどうなんですか……」
黒「人間としいや終わってる」
人間として終わってる徨夜はやっぱりマネージャーに連行される運命なのでした…。
余談(という名の舞台袖会話)
レ「徨夜さんって、結構お喋りさんですよね」
徨「ァ゛ァん?」(顰めっ面で新聞から顔を上げる)
レ「(うッ…怖い…)い、いえ…」(ジリジリと徨夜から距離をとる)
黒「ふふっ。愛想悪いやろ?ここやけん話、ヤツ、実は老眼なんやよww」
徨「おぅ、聞こえてるぞ。」
黒「かなんなぁ…。老眼で地獄耳とかこわいwww」
徨「やかましいわwww。ワレそやかて近視やろww」
レ「あ、オレもです」
徨「なん…やって…?」
黒「m9(^Д^)プギャーwwwww」
徨「………(´・ω・`)」
意外に仲間外れが嫌いな徨夜でした。
NG3(Good Morning.Good Night.See you someday.より)
レイが鳥(ニュース鳥)と戯れている本番前のちょっとした空き時間。黒兎はレイを眺めて和んで、さて徨夜は…。
徨「あー↑あー↓あァ↑んわァァ→」
黒「さいぜんからうっさいんやけど、何やってるん?」
徨「はわァァァァ゛゛…。……発声練習に決まっとるやん、見て分からんかぁ?鳥の台詞録りすんねん」
黒「ほへぇwww鳥のねぇwwwわて、てっきり発狂どしたんかとwww。ま、毎度やけどなwww」
徨「発狂wwwオレがいつ発狂したでwww?」
黒「ま、い、ど( ^∀^)」
徨「……儲かってまっかぁ?」
レ「ボチボチでん、にゃあ」
徨「!!!!!?」(脱兎)
レ「あ、ぁわ、あわわわ、すみません!!すみません!!ちゃんと言えなくてすみません!!」(両手で顔を隠す)
黒「かわええ……」
マネ「あれ?徨夜くんはー?」
黒「さぁて知らんわぁwww」
この後、ニュース鳥の台詞録りにいろんな意味で苦労した徨夜。とそれをニヤニヤして見てる黒兎でしたwww
NG4(Good Morning.Good Night.See you someday.より)
厚切りのベーコン、生クリームでふわっふわに仕上げられたオムレツ、コンソメスープ。
目の前にセッティングされたそれらに手を合わせる事も、感謝の言葉を落とすこともなく徨夜は食べ始めた。音もなく切り刻まれるベーコン、コショウの振りすぎで最早真っ黒に近いコンソメスープ。オムレツは黒兎の皿へと自主避難(別にオムレツが動いた訳ではなく、徨夜自身が黒兎の皿へとサーブした)
徨夜が自分で作ったからこそマナーに五月蝿いレイは何も言わない。というか、言うだけ無駄なのである。
レ「遊ぶな」
徨「遊んでない♪」
黒「オムレツ美味しい〜♪」
みじん切りにしたベーコンをサラダへと投入し、辛い液体を1度も噎せる事無く飲み干す。せっかく切り分けたパンはレイへと献上。サラダの中に隠れていたミニトマトにはナイフを突き刺し、ニヤニヤしながら食べ始める。
はずだった。
徨「っぐ!?げほっげほっ!!」
―カット!!いやぁ、分かってたけどねwww分かってたけどwww
黒「っくはwwwwwwwww」
レ「徨夜さんwww涙目っwwwふふっwww」
徨「げほっげほっ!!っひぃwwwぐふっ!!wwwwww」
黒「噎せるか笑うかどっちゃかにせぇやwww」
レ「どっちゃか?」
徨「ぐふぃwwwwww」
黒「あー…。どっちか。って意味どすえwww」
マネ「えー?徨夜くん?笑ってるんだよね?発作じゃないよねwww?」
徨「ひっwwwwwwんん゛wwwwwwひぃぃwww」
マネ「酸素!!誰かスプレー持ってきて!!」
そういえば笑いすぎて死ぬ事もある。らしい。が、とりあえず徨夜は笑いすぎて呼吸困難になった前科がある。前科三犯。笑いすぎ。ツボが浅い訳じゃないのに笑いすぎ。そりゃあマネージャーさんも血相変えて酸素スプレー持ってくるよ。
徨「すぅぅぅぅ……はっwww」
マネ「笑うなっ!!」
黒「(^3^)/〜☆」
徨「くひっwwwwwwwww」
マネ「黒兎さんも笑わせないっ!!!!」
徨「ひっwwwwwwひっwww」
黒「えろうすんまへーん」
徨「wwwwwwwwwwwwwwwくひっwww」
この日は結局撮影にまで漕ぎ着けず、徨夜は病院送り、黒兎がマネージャーからの説教、レイは別な仕事への準備へと移行したのだった。