……と夢の中で言われた。
なるほど最後とは免罪符にもなるんだなと思った……夢の中で。
また別の夢の中で、右膝が激痛に襲われた。
その後いまになって私の右膝にはあかい痣ができている。夢から覚めたときにはまだ無かった。
このごろの私はそういうことに関して敏感になっている。
思った事象に関することをすぐ後で他人の口から聞くことになったり、気になった人やものがそう時間を置かずになんらかの話題として出てくる。それが以前にも増して、今月はずっと鋭敏になっている。
偶然といえば偶然に違いないし、一人が思うことは三十人が思うという。
けどタイミングがよく合う、そんな月だと思う。
スポーツ等で信じられないほど調子が良くなる時期のことをゾーンと呼ぶのだという。そしてゾーンを過ぎた選手はスランプに陥りやすい。
だから私は今の状態を手放しで喜べないのだ。
人と言葉を介してコミュニケーションをとっていても「わかる」瞬間がときどきある。
もうこの人からはしばらく連絡が来ないだろうということがわかるし、この人は額面通りの言葉が欲しいのではなくて、また私からその言葉を受けとりたいわけではないのだろうということがわかる。また反対にいま私にこれを言ってほしいのだろうということもわかる。
感情の起伏や、誰それに対する思いの質が微々たる部分ではあるけれどわかる。
手応えと文面の顔色でわかる。
わかるということが欺瞞でも今月の私だからわかる、そう信じこんでいる。
みんな身分や所属をある程度明かしているのにそんなに何もかも言葉にしてしまって怖くならないの。でも言葉になってしまうのかな。
ドリカムのうたをきくとこの人たちは電車が、駅がある街で生きているんだなということがわかります
いや今日きいてたから……
今日は三時間くらい体を動かしたのでもう疲れました。疲れましたが楽しかったです。本当は昼には終わるはずなのに不可抗力で夜からになったので色々憂鬱でした。
私がしていることの名前を明かさないのは、狭い世界なので調べられたらすぐに足がつくからです。知られたら終わりだっちゃと仁王先輩(テニス)が言ってた。