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2.漫画のはなし

近日読んだ漫画の話を
します



咲坂伊緒『アオハライド(1〜2)』

『ストロボ・エッジ』読んだときに、予想よりも初めから最後までずっと面白くてびっくりした(?)記憶があるんですが、アオハライドもとりあえず二巻まで読んでみて面白かったので咲坂さんすげーなと思いました(作文)。
ちなみに咲坂さんの漫画はそこそこ前のも読んでいて、だからこそ今になってこんなにヒットすると思わなかったし、長編でこんなに羽ばたけるんだ……という新鮮な驚き。
ただ二巻の終わり方が不安要素たっぷりじゃぞ(※1)


『兄妹(2)』

この表紙ちょっとアオハライドっぽいね?(違う)そして二巻でるの早くない?

タイトルなんかもっとほかに無かったんですか
話は噛ませJKが意外と可愛らしかった。そしてミステリかと思いきやホラー、と思いきやvsクリーチャーものなのだろうか。これも三巻への不安がつのる!


樋野まつり『とらわれの身の上(愛蔵版)』

タイトルから勝手に海賊に拐われた少女の話だと誤解していたのですがそれたぶん『WANTED』と混じってるよね(そしてたぶんウォンテッドもそういう話ではない)
このころの絵が好きなんじゃい〜〜カラーイラストはひたすら美麗です!

主人公カップルよりも脇役たちの話のほうが面白かった。
黒石さん(表紙のおじさん)夫妻の話とてつもなくもえました。
あ、でも初期のたどたどしい日本語を話す鈴花お嬢さま好きです。
本編のラストなんか雰囲気がバッドエンドみたいじゃない……? 


乙一『山羊座の友人』

いややっぱ乙一好きですわ
みたいになる一冊でした
うまいの……それが何かは言えないけどうまいのよ……
乙一作品における、当たり前のようにSF(この場合はスコシ・フシギ)現象が盛り込まれた構成、好きです。このまえ『未来予報』も読み返したけどやっぱやっぱあれもすごく好きなんだよな……(※2)

内容としてはきれいな『GOTH』みたいな感じ(?)
でもこれ読むと逆に『GOTH』の漫画版はあれでよく一冊にまとめきったなあと思った。カットしてる話があるとはいえ。


藤井亜矢『僕らのポラリス』

三浦しをんの某作とかぶる(タイトル)
表題作は最初、時系列がよくわかってなくて混乱しました。つまり物語としてはうまくいってるということなのかな。
でもちょっと苦すぎるかも。設定をあそこまで追い詰めなくても、もっと違ったアプローチで三人の未来が見たかった。

「小鳥遊はいねは恋を知らない」が収録作の中だと一番よい。はじめタイトルの「いねは」って何やねん、と思っていたら「小鳥遊はいね/は」だった。

最後がハッピーエンドなのかそうでないのかよくわからない漫画というのがたまーにあって、その筆頭が私の中では椎名軽穂の『恋に落ちる』なんですが(※3)、今回「小鳥遊はいね」も新たにリストへと加わりました。


ぼくは椎名せんせーは短編のほうがすき


かんばまゆこ『錦田警部はどろぼうがお好き(1)』

謎の愛らしさ。
思ってたよりかなりすさまじかった(※4)のでシリアホ(※5)が欲しい人は読んで。ジャックのぬいぐるみかわいい。

HERO『浮世メモの夢に、鬼』

〜果たして中は表紙通りの絵なのか〜
購入時もっとも重要視していたのはそこでした。
うん、
うん。

浮いちゃう話がよかったです。高校生のころに読んでいたらきっともっと好きになれたと思う。
関係ないけど『ホリミヤ』(リメイク版)も読んでいたのですが途中であまりにやきもきさせられて、そこからしばらく追いかけていません。やきもきさせないで!(※6)


くらげ壱『骸盗アリス(1)』

アリスってついてるとつい買ってみようかな……と思いませんか?
ザ・一迅社! って感じの作品でした。
アカンこれこそ高校生のときとかに好きになりそうな話や
一巻の時点では△!

水都あくあ『D'プリンセス(4)』

三巻から急に作画の雰囲気が変わったので大丈夫かな……と密かにハラハラしていたのですが四巻ではやや持ち直していて安心しました。アシスタントさん減ってしまったらしいし以前よりも負担が大きいのかなあ。お話はあいかわらずあくあちっくワールド(※7)でした。ずっとマイペースでおりよ。
もしかして『プリンセス』で連載してるからプリンセスなの? いや、そうじゃないんだろうけど、でもそれもあるの?

おまけ
原泰久『キングダム』

ずっと売り切れてたのがようやく本屋さんに復活していて、買いたかったけど一巻が一冊しかなくて、私が今これを買ってしまったらまとめ買いできるはずの他の誰かがまとめ買えなくなってしまうのでは……と思って買いませんでした。そこに気がついた自分は偉いと思いました。なお、一日経って見てみたら一巻どころかもうほとんどの巻が売れていました。また今度ね。




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※1……二巻の終わり不安しかなかったのに三巻も普通に面白かったです。私の負けです。


※2……許しあう部分があるのに、寄り添わない(えない)関係性というのがよい。

※3……どちらの話もおそらくハッピーエンドなんだろうけど、そうでなくてもいい。というか、そうでなければ、めちゃくちゃ褒めてしまいそう。

※4……これめっちゃほもだから

※5……紙一重のところでシリアスがスタンバイしているアホ。

※6……塩梅よくやきもきさせるのが咲坂伊緒。

※7……初期の水都作品には「AQUATIC WORLD」という謎のシリーズ名がつけられていた







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