話題:ひとりごと



先月の末に入院した祖母が明日退院するそうなので、安心して迎えられるように祖母の家を掃除してきた。

今まで二階の部屋を使っていたのだが、足が不自由で今回の入院も階段から転落した事による骨折だったので、階段を上り下りしなくても良いように、一階にある亡くなった祖父の部屋を片付ける事になった。

そして、祖父母の家に行き、いざ祖父の部屋の襖を開けた瞬間、同行していた母の悲鳴が上がった。

祖父が亡くなってから七年間、ほぼ開かずの間だった其処は汚部屋、ストレートに云えばゴミ溜めと化していた。

積もる埃と西部劇に出てくるタンブルウィードのように固まり畳を転がる猫の毛、用途不明のボロボロになった空の段ボールに積み上がる衣類や毛布、いつものか分からない食玩やマック、ガチャガチャのフィギュアや玩具、生きてるのか死んでるのかも分からない大量の観葉植物と、何故か床に転がる大量の松ぼっくり…ありとあらゆる物が山となって其処にはあった。

さぁ、帰るか。

と、母が回れ右をしたのを現実見ようか?と止めると、さっさと片付けを始める。

母と片付けの依頼主である叔父が手分けして観葉植物を避けたり、明らかにゴミにしか見えないものを処分し、私は大量の衣類を整理するのに途中で購入した洋服掛けを組み立て、それが終わったら用途不明の段ボールを畳んだり、カビた段ボールから出てきた祖母が若い頃に着ていた服を、持ってきた綺麗な段ボールに詰め直した。

途中、叔父の行方不明になっていた矢沢永吉グッズや母がバスガイドをしていた時の制服、成人式の写真、私が子供の頃に流行った食玩、謎の虫の巣等が発掘され作業が中断したが、何とか整理整頓され祖父が生きていた頃の綺麗さを取り戻した。

仕上げに掃除機を執拗にかけ、クイックルワイパーで水拭きすると何ということでしょう。
ゴミ屋敷寸前のゴミ溜めだった部屋が、三時間程で人が住める空間へと生まれ変わった。

ついでに他の部屋も掃除機をかけたり水拭きをして終了。

極力物を捨てないでとの事だったが、何とか綺麗になったので良かった。
ただ、明らかに着てない服とかボロボロのぬいぐるみとか捨てられなくて、いまいちすっきりしない('A`)



追記有り

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