スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

久々にスティックを握った


DLした音ゲーの曲を聴いていたらギタドラが無性にやりたくなったので、自前のおんぼろスティックを携えて近所のゲームセンターへ行ってきた。

久々に行った其処は最新の音ゲーが増えて選り取りみどり状態だったが、何故か店内の照明が暗くなっていた。
節電でもしているのだろうか。

偖、半年以上振りにドラマニをやったのだが久々過ぎて設定していたノーツのスピードに目が追い付かなくなっていたり、辿々しくも何とか出来ていたタム回しが出来なくなっていた。
辛うじてシャッターを落とさずにクリアは出来たが、今まで余裕で出来ていたお気に入り曲がギリギリでクリアする状態になっていたのはショックだった。

というわけで、時間の許す限り練習してきましたよ。
確実にクリア出来る4.00台の曲をひたすらやるだけの単純な作業(楽しかったけど)。
Sランクを数回出して自信が付いたので、4.00台と5.00台のエクストラ曲に挑んで何とかクリアする事が出来た。
ただ、6.00台の曲になるとアドバンスでもかなり怪しい状態なのでもう少し練習した方が良いかも知れない(6.00以上のエクストラ曲は元々出来ないが)。
因みにタム回しはまたやれるようになるまで、まだまだ時間が掛かりそうだ。

半年のブランクは思っていた以上に影響が大きかったようだ。
前のように毎日とは云わないが、週一で通うかどうか本気で考えてしまった。





夢日誌:廃墟の老医師


話題:今日見た夢


小さな山の上にある病院に暮らす老医師に会いに行った。

老医師が暮らしているのは明治大正時代辺りに建てられたような造りの洋館で、くすんだ白い外壁には枯れた蔦が所々へばりついていた。
手入れのされていない曇った窓硝子に、玄関ポーチに溜まっている枯葉を見るにこの建物が現役の病院である事や、人が暮らしている事など信じられそうにもなかった。

見た目の割りに軽い扉を開け足を踏み入れた建物の中は広く、床には色々な物が纏められた状態で積み上がっており、乱雑に敷かれた色のくすんだ絨毯や雑誌や新聞を束にしたもの、足元を転がる無数の埃の塊は此処が廃墟である可能性を強調している。

玄関から入って正面にある大階段を見上げると二階の天井が抜けていて、其処から日の光が射し込みスポットライトのように一階のホールを照らしていた。
階段を上ると火事でもあったのか一部が黒く焦げており、瓦礫が散乱していた。
火災で天井が落ちたからか、大きな石の塊があちらこちらに転がっていて、階段を上りきった先へ行く事は無理だった。

階段を降り、一階に戻ると老人が居た。
白衣を着ているので、この老人が私が会いたかった医師なのだろう。
彼の『おいで』という言葉に、何処かへ向かって歩きだしたその後を追った。

案内された洋館の奥には部屋が一つあり、其処は綺麗に掃除されていて清潔だった。
様々な器具や薬品やカルテのようなものが収納されている棚が並ぶ部屋は、理科室のようなツンとした臭いが漂っている。

『座りなさい』と用意された椅子に座っていると、老医師はよく磨かれた窓から外を眺め、こちらに背を向けた状態で喋り始めた。


この洋館の二階が無い理由。
彼が此処で医師をしている訳。
私の病気の事。


長い話だった。
ただ幾つかの事を喋る毎にその声は小さくなっていき、最後の方は耳で捉えられない程になっていた。


そして話し終えた老医師がこちらを向く。
その表情は窓から射す光で影になり伺う事は出来なかった。


『僕はこの家が好きなんだ』

『だから朽ちるまで居るつもりさ』

『此処を訪れる人は家に呼ばれているんだ』

『だけど君が此処に来るにはまだ早い』


そう彼が云うと突然、目の前のものが崩れ去り目の前が目映い白い光に包まれた。
老医師の姿が光に溶けて、消えていく。




ふと気が付くと自宅の寝室に横になっていた。
日付が変わってさして経っていないのを確認すると、私は再び目を閉じた。

彼に再び会える事を期待して。





夢日誌:水の中


話題:今日見た夢



朝、家から出ると町が水浸しになっていた。
空は快晴だったが、冠水でもしたのだろうかと道を歩いていると水嵩がじわじわと増している事に気付いた。
このままでは危ない。そう思い高台を目指したが、増えていく水に足を取られ、思うように進めずにいる内に足首まであった水嵩は膝下、腰までと増えていき、ついには私の身長を越えてしまった。

『あ、死ぬな』

沈み、もがきながら呟いた言葉と共に口から押し出された空気を眺めていたが、いつまで経っても呼吸が苦しくなる事はなかった。
ふと冷静になって水底に立つと、水の中にも関わらず呼吸が出来ている。
不思議に思いつつも、溺れ死ぬ危険は無さそうだと判断すると辺りを散策する事にした。

暫く水底を歩いていると、何処からか楽しそうな声や音楽が聞こえてきた。
水の中に居る所為か声や音楽があちらこちらに反響し、何処から聞こえてきているのかすぐに分からなかったが何となく音が大きく聞こえる場所を目指していくと、近所の広場に辿り着いた。

其処では半人半魚の姿になった近所の人達が楽しそうに歌ったり踊っており、硝子のように輝く水面から降り注ぐ光も相まって、まるで竜宮城にでも居るようだった。

暫くその光景を眺めていると、ふと自分の身体に何の変化も起きていない事に気付いた。
水の中で呼吸こそ出来ているものの、姿形は人間のままだ。
他の人達のように下半身が魚になっているわけでも、皮膚が鱗で覆われているわけでもない。
改めて辺りを見回すが、自分と同じ姿の人間は誰一人居ない。


寂しい。陸に戻りたい。


恐らく、此処は自分が居るべき場所ではないのだろう。
楽しそうにしている人魚達に背を向けると、人の姿では思うように進めない水の中を行き、陸を目指す事にした。







変な記憶


変な記憶がある。

続きを読む

スキャナー 記憶のカケラを読む男


話題:最近観た映画



野村萬斎主演のスキャナーを観てきた。

『相棒』『探偵はBARにいる』『リーガルハイ』等の脚本家・古沢氏が手掛けているとの事だったが、仙石と丸山の凸凹コンビが度々反発しながらも事件を追う姿は、笑い有り謎解き有りで期待していた通り面白い作品だった。

特に面白かったのは野村萬斎演じる仙石のキャラ。
大雑把に説明すると、スキャニングという物に宿る残留思念を読み取る能力を持つ人間嫌いのネガティブ男。
マイティーズという元お笑い芸人でスキャニングを使ったネタで人間不信を拗らせてしまった。
飼っている熱帯魚には一匹ずつ名前を付け溺愛しているという役なのだが、陰陽師や殿様といった今まで演じてきた役とは全く違うタイプのキャラクターで、この人はこういう役も出来るのか!と感心してしまった。
案外、こういった役も似合うんじゃないだろうか。

この作品の見所はスキャニングを使っての謎解きや、ある女性とスキャニングを通して触れ合い人間嫌いを軟化させていく仙石の姿だ。
始終『人間は醜い』と云って憚らなかった彼が、『人間は美しいね』と最後に呟くシーンは個人的には印象深かった。
人間が持つ美しい心に触れる事で人間の心は醜いばかりではない事を知り、そして、それが彼にとって初恋であり失恋だったのだろうと思う。

今まで見てきたコンビものの中では断トツで好きな作品かも知れない。
GW中、暇な方は観に行っては如何だろうか。
いつもと違う野村萬斎を見るなら、この映画がお勧めだ。







前頁 次頁
Calender
<< 2016年05月 >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
Archive