さらばカメムシの巣窟


カメムシの襲撃に怯えた一夜を何とか乗り越え、無事に朝を迎える事が出来た。
とは云ったものの、殆ど眠れなかった二階組(寝室が一階と二階に分かれていた)は朝から寝不足でフラフラ&お通夜状態だったが。

眠気覚ましにそこそこ元気そうにしていた友人一人と私とで朝からコテージの周りを散歩してきたが、寒いものの空気が澄んでいて気持ちが良かった。

因みに今朝の朝食は友人が前日に仕込んでいたフレンチトーストと、私が昨夜の夕食のあまりで作った炒めものだった。
後者は適当にあるものだけでちゃちゃっと作ったのだが、いつもと違う環境で食べるからか非常に美味かった。
これでカメムシが居なければ間違いなく最高の思い出になったのではないだろうか。
まぁ、インパクトのある思い出は出来たが…。

食事を終えたらコテージの中を片付け、早めにチェックアウトをした。

さよならカメムシシェアハウス。

車中、徐々に小さくなっていくコテージを眺めながら今回カメムシの襲撃で一番ダメージを受けた友人が、とても晴れ晴れとした様子でそんな事を云っていた。


そして、向かうは岩出山の旧有備館。
有備館は、江戸時代に岩出山伊達家の家臣子弟の学問所となった建物で、伊達家当主が時折講義に臨むための場所で「御改所」(主屋)とその附属屋が現在まで残っている。
有備館の主屋は、二代宗敏の隠居所として延宝五年頃に建てられたとする説が有力で、下屋敷、隠居所、学問所として使用されてきたそうだ。

実はこの有備館の主屋は2011年の震災により倒壊しており、附属屋は倒壊は免れたものの、壁の亀裂や屋根に被害があったそうだ。
また庭園の各所に地割れや陥没、池の護岸の崩落等の被害があり、その当時は見る影もないほどに崩壊していたが、現在では旧有備館及び庭園は見事復活を遂げている。

此処は国の史跡名勝だからか朝一で訪れたにも関わらず観光客が多く、そこそこ賑わっていた。
刀剣乱舞のユーザーである友人らのテンションもなかなか高く、寝不足の眠気も何のそのといった様子だった。

因みに今年は紅葉が遅れているのだが、紅葉の時期になると庭園に植えられた木々が色づき見事な景色になるので、紅葉を楽しめるスポットの一つだと個人的に思っている。

偖、コテージでの一泊と有備館観光を終えメンバー全員の疲れもテンション下降もピークだったので早々に地元へと戻ったのだが、時間があったのでコメダ珈琲でお茶をする事になった。
其処の期間限定のシロノワールキャラメルリンゴを注文して食べたのだが、美味しくて下降気味だったテンションから復活する事が出来た。
美味しいものって偉大だね。
尚、他のメンバーのテンションも次々と復活していったようだ。

あとは反省会をして、今日は解散となった。

そしてTwitterによれば、帰ってから全員が布団とランデブーを楽しんだそうだ。
勿論、自分もその一人。
自分の家の布団がやはり一番だ。カメムシ居ないしね。



色々あり過ぎてなかなか濃い思い出が出来た一泊二日の旅行だったが、十年以上付き合いがあるメンバーとの外出はやはり楽しいものだ。
何と云うか、みんなと会っている時だけ素が出し放題というか出会ったばかりのあの頃に戻れる。そんな感じ。

今度はみんなでショッピングに行くらしいので、その時にいつものメンバーに会えるのが楽しみだ。




カメムシとコテージと


昨日から友人らとコテージを借りて楽しく女子会のような事をしているのだが、妙なテンションの高さと緊張感から変な時間に目が覚めてしまった。

何せこのコテージ、自然豊かな山の中にある所為かカメムシが大量にわいているのだ。
コテージに到着してまず始めたのがカメムシ退治だったくらいだし、寝る直前までカメムシと戦わざるをえない状態だった。
あんまりにもカメムシを見すぎて木の節までカメムシに見えてきたし、寝ている間にいつカメムシが顔面にダイブしてくるのか分からないので本当に気が気じゃない状態だ。
実際に夜中にカメムシが友人の布団に侵入してきたらしく、叩き起こされたしね。
液だれするまで殺虫剤散布したの初めてなんですけど…。

コテージに来てからは自分監修の元、夕飯を作り楽しく食事会をしたり、温泉に入って風呂上がりの牛乳を飲んだりと楽しい事もそれなりにしたのだが、どうにもカメムシ退治の記憶しかない。
カメムシ退治をしにコテージに泊まったようなものだな…と、カメムシの恐怖で一睡も出来ていない友人と喋っていたが正にそうだね。

楽しい思い出は、今日の日中に行く有備館に期待する事にする。

そんなわけでもう一眠りしよう。






夢日誌:彗星


話題:今日見た夢



夕暮れに染まる空を光の筋が横切っていった。


『あれは彗星ですか?』


そう教師に訊ねると、彼は『そうだよ』と答えてくれた。


『丁度、此処の位置が軌道になっているらしくてね、何年かに一度は見れるんだよ。僕が見るのは今回で三回目だね』


教室で飼っている魚に餌をやりながら彼は笑う。

その声に耳を傾けながらも光を追って、窓から暮れつつある空を見上げたが光の筋は瞬く間に見えなくなり、遠くにある山の向こうへと消えてしまった。


『また何年かすれば見れるさ』


残念そうにしていると教師はそう云った。



けれど、あの彗星は二度と見れなくなった。

あれから暫くして空全体が響くような轟音が響いた後、程無くしてテレビやラジオが一斉にある事を告げた。

あの彗星が地上に衝突し、人類がかつて経験した事のない未曾有の災害になったと。

これにより複数の国が一瞬で消滅し、直撃を免れた周辺の国も衝撃で起きた津波により押し流され、詳しくはまだ分からないが壊滅的な状況らしい。

テレビ画面には宇宙ステーションから撮られたであろう地球の姿があった。
その姿は大きく抉れていて、綺麗な丸みを帯びた見慣れた姿を失っている。

更に会見を始めた某国の大統領によれば、彗星が衝突した衝撃で地球の自転が変わってしまった可能性が高いという。
それにより、これからどのような影響が出るかは分からないが、人類は覚悟を決めなければならないだろうとの事だった。


『これから人類はどうなるんですか?』


窓から外の景色を眺めながら、いつの間にか淹れていたコーヒーを啜る教師に訊ねる。


『まぁ、なるようになるだけだよ』


のんびりとした口調で彼はそう云った。


彼につられるようにして窓の外に目をやると、暮れていた空が青さを取り戻していた。





襟無しシャツ


話題:購入品



前から欲しかったシャツが半額以下になっていたので買ったのだが、どうやら自分の体型を過大評価し過ぎていたようだ。

元々体格が良い方なのだが、一年程前からトレーニングをしているので更にガタイが良くなったし、此処の服は細身だからワンサイズ大きいので良いやと思って買ったら大き過ぎた。

肩が…肩がブッカブカやで!

いつものサイズかワンサイズ小さいもので良かったなこれ…。

タグが邪魔で試着が面倒な状態だったのだが、無理にでも試着すれば良かった。
やっぱり試着は大事だね。

ただ、シャツ自体は気に入ったものなので色々と工夫して着るつもり。

偖、どうやって着ようか。





薔薇アップルパイ

話題:手作りお菓子



いつもと違うアップルパイを作りたくなったので、薔薇っぽいアップルパイを作ってみた。

使う林檎のコンポートの量が少ないので、中に甘さ控えめのカスタードを作っていれてみたのだが、シナモン味の林檎と良く合っててなかなか美味かった。

ただ、林檎が焦げるのが嫌でオーブンの温度をあまり高くしなかった所為か、生地があまりサクサクにならなかったのと、林檎のスライスがやや厚くてあまり薔薇っぽく出来なかったのが反省点だ。


前頁 次頁
Calender
<< 2016年10月 >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Archive