話題:最近観た映画




昨日は劇場版相棒・特命係最後の決断を観てきたのだが、今ある平和というのは尊いもので、そして日本人はその平和に慣れきってしまっているのだと改めて思わされた。

『日本人だというだけでテロの対象になってしまうかもしれない』

今のところ日本は平和であるが、昨今の世界情勢を考えればいつテロの標的になっても可笑しくはない。
ただ、日本人でこの事を意識している人はあまり居ないのではないだろうか。
自分の場合は漠然と意識しているものの、どうせ標的になるのは都市部くらいだろうと他人事くらいにしか捉えていなかったが、作中のとある人物の台詞を聞くに、それは間違った考え方なのかもしれない。


偖、感想だが劇場版ならではのストーリーの壮大さや次々と進む展開は見ていて引き込まれたし、中でも自身のヘマを知り、衝撃を受けたいたみんの顔芸は緊迫する展開が続く中、なかなか和めるシーンだったし、劇場内での笑いもしっかり取れていた。

また、警察学校へ異動になった米沢鑑識官が僅かな証拠からテロリストの居場所を突き止める姿を見れてちょっと感動した。

相変わらず国の在り方や国民の上に立つ人間の滑稽さを皮肉っており、現在の政治や日本人の意識についてを色々と考えさせられる内容だったと思う。

それにしても、やはり映画はドラマに比べて脚本が良い。
ドラマにはない面白さがある。
タイトル的に劇場版は今作が最後になるのだろうかと思ったりもしたが、相棒ファンとしては次回作がある事を期待したいところだ。