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ビールいらない?


幹線で京都にいくの?
そうですよ
……ビール飲みながら?
……飲みませんよ?
……ビール、ワンケース貰ったんだけど。
……今あるんですか?
……いまある。
……ください。

そうですねえ、今は海の上からお送りしています。
明日から本州でお仕事なんですよね
……土曜まで。


ビールがあるので欲しかったらうちの部署まで来てください。
と、お隣で仕事をしている人たちに言ったら
一時間後くらいにふっと現れて

フリードリンクあるって聞いたんだけど?
ありますよ、どーぞどーぞ。

とおすそわけもしました。

あと二本、残っていたので
本当に貰って電車のなかで飲んでしまえと思っていたけど
念のためバイトさんに聞いてみると

親にあげたいから持って帰ろうかなあ
とのことなので、そうしてもらいました。
今は海の上で、隣の席の人たちが手に持っているプレミアム・モルツを眺めているところです。

………ビールほしかったなあ。


ありがとうキリンビール。
芝生に寝そべって月見をしながらビールを飲めるところがあって、そこでまた飲みたいんですよ。


古本屋さんでたまたま見つけたので買ってみたのですが、読んだあとに光を聴くとその意味が少しわかったような気がしました。


〈花柄はきらい〉



装いにまつわる短編を、今をときめく(もう数百回はときめいた)メンバーの方々が書き下ろしてくれている。考えてみるとすごく豪華なアンソロジーでもある。
装う、ということを書いてもそれぞれ違う色、違う柄、違う傷みのあるコーディネートになるのが不思議。やっぱり作品とその作者は切り離せなくて、独特のいろがひとつ現れてしまう。
私の中にひとつの理想として、作者から完全にかけ離れた物語というかたちを思い描くことがあるのだけどそれを実現させることはとても難しそうですね。

好きなのは藤野可織「植物装」。花柄はきらい。この出だしだけでごはん三杯たべられそうですよね!
物語としてあああんってなるのは金原ひとみ「スパーク」。服を纏うというよりは、纏ったものを剥ぎ取られていくような物語。(着てるけどね)とりつくろってもどうしてもダメなものはダメなんだ〜〜。
にわか雨という表現が出てくるのですが読んでいたときちょうど外では雨音がしはじめてドギマギしました。
島本さんは島本さんだなあと思いました。一番らしさが出てる。心に入ってくる入りこみかたが卑怯だとよく思います。

これの占いに「素直にありがとうって言っとけ」みたいなアドバイスがあったから素直にありがとうって言ってみたよ。


というわけで岡山に着きました……今まさに。



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