2月3日、この季節とは思えない暖かさだったので糖蜜トラップをした。
最近は庭での糖蜜が不調なので、近所の雑木林でやった。
この期を逃すわけにはいかないからね。
糖蜜を仕掛け終わり、日が沈むのを待っていたら・・・
↑プライヤハマキ↑
林縁を飛んでいた。
本種は成虫越冬するハマキガで、冬でも暖かければ活動する。
この他に、小さいゴミムシやクモなどが活動しだしていた。
そしていよいよ、糖蜜に蛾が!
↑フサヒゲオビキリガ↑
今回はとにかく本種が多かった。
数えていないが、20〜30は来たと思う。
光を当てると逃げ出してしまう個体が多いが、この二頭は逃げなかったので撮影。
左が♂で、右が♀。
今回多数のフサヒゲオビを見て気付いたが、♂は色が暗く、♀は色が明るい。
明確な区別点になるかは微妙だが、♂♀で色合いが異なる傾向にあるのは確か。
まあ本種の場合、触角を見れば性別は簡単に判るけどね・・・
上とは別個体のメス。
色がかなり明るく、模様が不明瞭。
♂を横から。
今回は葉にも糖蜜を掛けてみたが、来たのはこの個体のみ。
葉に悪影響が出そうだし、この方法はあまりオススメしない・・・
↑ナニワクビグロクチバ↑
今回の目玉。
過去一度しか見たことがないので嬉しい。
フラッシュが発光した瞬間に飛び立ってしまったため、こんな写真になってしまった・・・
この瞬間を撮れたのは良いことだが、手前に向かってきたためピントがずれてしまっている(´・ω・`)
本種はヒメクビグロクチバによく似ている。
ネットの情報によると、環状紋にあたる部分に白点があるのがナニワ、らしい。
でも標準図鑑には交尾器見なきゃ区別できないと書かれているので、あまり信憑性のない区別点だ・・・
この個体は白点が確認できるので、一応ナニワということにしておく。
↑カシワオビキリガ♂↑
定番のキリガ・・・なのだが、今回はこの一頭のみ。
まだ時期が早いからしょうがない。
2月下旬にはうじゃうじゃ出てくることを祈る。
去年は少なかったからなぁ・・・
次回に続く...
ナニワクビグロクチバはそんなに多くない種なので、出逢えると嬉しいです。
仰る通り、小さな白点が同定の要になりますね。
でもこの点は小さくて見えにくいので、よく目を凝らさないといけませんね。
似ている種が3種類います。
迷いましたが小白点がポイントになることに気付きました。
フサヒゲオビは触角の形で♂♀の区別ができますが、色合いも性別でだいぶ異なることが今回分かりました。
私は蛾を見始めて三年ほどになりますが、まだまだ新しい発見があります。
蛾は奥深くて面白いですね。