12月25日、庭の玄関の灯りに蛾が来ていた。
↑ウスバフユシャク♂↑
今季初確認の個体。
例年は12月中旬には出現しているが、今年は下旬になってようやく確認。
未だに交尾最盛期が来ていない(1月7日時点)ので、今年はだいぶ遅れているようだ。
本種は各地で最も普通に見られるフユシャク。
交尾個体の発見も、他種とは段違いに楽。
場所によるかもしれないが、近所では桜並木のある公園に行けば大量の交尾個体に出逢える。
12月中旬〜2月上旬に多いが、1月上〜中旬にかけては交尾シーズンとなり、個体数が特に多い。
12月28日、本種の観察にもってこいの公園へ。
これは羽化不全個体。
左側の翅が変。
これは羽化直後。
写真だと分かり難いかもしれないが、翅が柔らかい感じだったので羽化したてだと思う。
この日はこの二頭だけ・・・
もう1月間近だと言うのに、まだ殆ど羽化していない。
1月7日、約10日ぶりに公園へ。
お!交尾個体発見!
まだ最盛期にはなっていないものの、前より個体数が多くなっていた。
こちらは桜の幹で交尾中。
交尾しながら歩いていたが、光を当てるとこうやって♂が翅で♀を隠す。
個体によっては光を気にしない場合も・・・
この1月7日の写真は「リングフラッシュ」を使って撮影!
ついに買ってしまったよ・・・
新しいリングフラッシュによって、
・光量不足にならない=明るく、画質が良い
・AF補助光機能により、虫に警戒されにくい
・写真の色合いが安定する
など、とにかく良いことたくさん。
逆に欠点は、
・かなり重くてバランスが悪く、カメラに取り付けたままの持ち運びに適さない
・リングといっておきながら、発光部はリング状ではなく、左右二箇所のみ
重くてバランスが悪いので、カメラを首に掛けて網を振る・・・という今までのスタイルが困難になりそう。
あと発光部が左右だけなので、完全な無影撮影は難しそう。
欠点はあるものの、内蔵フラッシュでは不可能な超接写をフラッシュ撮影できるというのは、やはり嬉しい。
まあ、まだウスバフユシャクでしか試してないので、後でいろいろ試してみよう。