話題:ひとりごと


占い依存の女性の話を目にした。

大まかに説明するとこんな話。

元々占い好きだった彼女は恋人との関係に悩み、占い師の電話相談を利用していたのだが、次第にそれ以外の物事の行動や決断も占いに頼るようになり、やがて恋人との関係も疎かに。
最終的に恋人に別れを告げられ、更に相談料が嵩み、貯金を使い果たした上に借金を抱え込んでしまっていた。



依存し過ぎるのは自分には理解出来ないが、とは云え彼女の気持ちは分かる気がする。

友人や家族に話しづらい事や相談しづらい事でも、不思議と他人ならブチ撒けやすい。
それが電話という、相手の見えないツールを使ったものなら尚更。
互いに相手が分からない、話を聞いてくれる、的確なアドバイスがもらえる、余計な説教がないというのは安心するし、正直に云って楽だ。

人というのは楽な方や、自身にとって最良な物事に流されてしまいがちだ。
『誰かに話を聞いてほしい』というのが根本にあったようだが、彼女もそうだったのではないだろうか。



とまあ、好き勝手書いているが、私だって明日は我が身だ。
人間、いつ何処で依存に陥ってしまうスイッチが入るか分からないのだから。