虧月ノ檻

話題:昼ご飯

前々から行ってみたかった蕎麦屋に行ってきた。
山の麓にある店舗で、窓から見える緑が涼しげだ。
隣のスペースでは親子が楽しげにそば打ち体験をしていた。

今回は野菜天蕎麦を注文。
蕎麦は程良い硬さのコシがありツルツルといけた。
薬味の山葵の香りが出汁の風味を引き立て、幾らでも食べれそうだ。
セットになっている天婦羅は椎茸、ピーマン、茄子のシンプルな天婦羅とゴーヤとちょっと珍しい天婦羅、そして海苔の上に乗せられた謎の天婦羅の五種類。
どの天婦羅もさっくりと揚がっていて美味しかったが、謎の天婦羅が特に美味しかった。
モチモチしつつ、シャキシャキした歯触りの不思議食感。
正体はよく分からなかったが特に気に入った一品だった。

今回はスタンダードな天蕎麦を注文したが、油そばや中華蕎麦もあったので何回か行って制覇したい。
注文する時も目移りし過ぎてなかなか決まらなかったくらいだしね。

因みにサービスでやっているというクジを引いたら、山かけ丼と天丼の無料チケットが当たったので、最低でもあと一回は行く事が確定している。
次は何食べようかな。

話題:ひとりごと


昨日の夜、祖父と同じ病気で祖母が入院する事になったと連絡がきた。
年だから仕様が無いのだろうし、いつかは別れないといけない時が来るのは祖父が亡くなった時に嫌な程理解したが、だからといってそう簡単に受け入れられない。

今日はお墓参りに行った後、祖母の家に顔を出す予定だった。
今年はコロナの影響もあって遊びに行ったり、何処かへ連れて行ってあげる事が出来なかったから、せめて今日くらいは祖母が楽しめそうな所へドライブに連れて行くつもりだった。

一昨日、確認の電話をした時は何とも無い様子で、待ってるよと云っていたのに、本当に急で一晩経った今でも心の整理が出来ない。
せめてお見舞いくらいには行きたいが、コロナの影響でそれすら出来ない。
最悪の、本当に最悪の事態になった時に、祖父の時のように看取ってあげられないんじゃないか…そう嫌な事を考えてしまう。
勿論、元気になって帰ってきてくれるのが一番の願いだが。

こんなところでコロナの影響を受けるなんて想像もしなかった。
春にコロナの事もあり、約束していたお花見に連れて行ってあげられなかったのを今になって後悔している。

子供の頃は休みの度に祖父母宅へ泊まりに行っていたが、成人する頃には忙しさもあり、泊まりに行くどころか遊びに行く事もなくなった。
それでも、お盆に遊びに行く習慣だけは残っていて、最近では祖母の身体が不自由になってきた事もあり夏から秋に掛けての間、庭の手入れを手伝いに行っていた。
でも今年はどれも出来なさそうだ。

コロナによって当たり前の事が出来なくなって、祖母の入院で当たり前だった習慣も途切れてしまって、今年のお盆は寂しくて悲しい。