この日は県外から友達がきてくれていて、ふたりでご飯を食べていました。同じ座敷に、まったく知らない幼い女の子がいて、なぜか三人で二十分くらい遊んでいました。(もちろんご両親も近くにいました)

そのちっちゃい子も、県外から香川に旅行に来ていた旅行者で、つぎは大阪で会おうねと言ってさらりと別れました。帰りしなにラムネをひとつぶくれた。

次にいつ会えるかとか、これからもう会えないかもとか、そんなことよりも彼女たちが、今このとき目の前で楽しんで、笑っていてくれることが何より嬉しかった。でもそれって私らしくない、不思議な感情だなとも思い。
笑ってくれるだけで私も嬉しい。でもそれが私らしくない。
この夜は一人になったあとなんだかとても家に帰りたくなくなって、寄り道して帰りました。



「くるみ」みたいな一日だったなーと思って。
よく聴くと、子ども生まれたのかな?と思うようなアルバムになっていますね。


「花を埋める」がいいと思う。なんとなく新美南吉のスタンスがわかってきた。欠落が埋まりそうで埋まらないんだ。