「死にたいと言ってきた人に、じゃあ一緒に死のっかって答えたら引かれました」
「僕は、死にたくなったら死ぬまで俺のところでこき使ってやるって言ったら引かれました」
骨の髄まで使ってくれよ。
またこんなやりとりも
「伊勢物語で男は女をさらっておんぶしてるときに、こういうやりとりをするじゃん。
〈あの玉みたいなのなんですか〉
〈あれは白露〉
〈しらつゆ、ってなんですか?〉
〈えっ? (……かわいい)〉
世間知らずなところに不意をつかれキュン。
つまり伊勢物語は過保護のカホコなの」
私つかれていたのかな……
なんかもう終わってるんですよ。薔薇の色は青なんですよ。わかっているけど私のなかではまだ燃えていて私のなかだけで燻っている。
文章もちぐはぐだしだめだめだ。私は人のことが嫌い。
メアリー・アン・カウズ
『名画の中の料理』
たべものの絵だけではなく、食器のように詩や物語が添えられています。思いがけず詩的な一冊で素敵でした。
とくに苺のところが好きです。たべものを表現する文章はやっぱり甘美なものがおおい。
ひとりごと