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髪を切る

小さい子を押し入れにかくまったらどうしてそんなことしちゃったの?って言葉を突きつけられるつらい夢を見た

らもうお昼がきていて、今日は髪を切りに行く。

予約の日を変えてしまったため担当の人(仮に鈴木さんとする)がずっとつくことはできなくて、色々な人に髪をさわってもらう。


三代目J(以下略)、大島優子、西野カナが好きというセカオワ似のアシスタントさん(仮に深瀬さんとする)
「好きな芸能人とかいます?」
私「……」(佐々木蔵之介とか言えない雰囲気)

※言いました。

深瀬さん(以下深)「音楽とか聞きます?」
私「うーん」
(aikoとか椎名林檎とか昔の鈴木あみとか言うのはどうなの?どうなの?)

深「リアル趣味とかありますか?」
私「リアル趣味(とは)」
深「リアル趣味(です)」

私「まぁまぁあります」
深「まぁまぁ……(とは)」

※担当の人にもまだ言ってないので言いませんでした


深「××とか行きますか?」
私「……そこで働いてます」
深「え」

もうやめよう!
雑誌を!読もうよ!ね!ね!


私が開いていた雑誌のページがチョコ特集なのを見て、
深「もうすぐバレンタインですが……ご予定は?」
私「……ご予定は?」
※質問を質問で返してはいけません

私「美容師さんって……もてそう(でも実は3Bって言われてるのもしってる)」
深「モテない」
猫村さん(アシスタントの人2)
「モテません」
深「美容師のこと恋愛対象として見ますか?」
私「……」
深「見ないでしょ?そんなもんですよ。それなのにチャラいとか遊んでるとかイメージを持たれ……」
私「お……おう」
深「遊んでません。朝も早いんで」
猫「うんうん」
深「遊んでません」
私「う……うん(二回言った……」
深「これだけは、覚えて帰ろう、遊んでない」
三回言われたけど丸山さんお客さんにこれでもかっていうほど全力でマッサージしてていい人なんだなと思いました(感想)


野上さん(途中で手伝ってくれたスタイリストさん※仮名)
「財布が欲しいんですか?」
(雑誌で財布のページをみてた)
私「いいえ」
野「あ、はい……(完」

私って美容室に行くべき人種ではないのかもしれない……

ようやく鈴木さんが来てくれる
何だかんだで落ち着くよ〜鈴木さん〜

とつぜん文学賞の話を始める鈴木さん
「サラバですよね、西さんの」
サラバとは今期の直木賞受賞作です

私「すごい!何でそんなに詳しいんですか」
鈴木さんは小説全然読まなくて本のこと詳しくないと言っていたのに。
鈴「ニュースで見たから」

でもでも興味ない分野なのにそうやってニュースで見たの覚えてて私が本好きって言ってたのもあってこうして会話に出してくれるのちょっとけっこう嬉しいですね
これが接客業というものか……

髪を整えてもらって鏡を見て、
鈴「いいっスね」
私「いいっス」

鈴「最近どーですか?ストレスためてないですかー?」
私「……」
鈴「ストレスためてるんですね」
私「いいえ……」

『きのうなに食べた?』で美容室で号泣しちゃうお客さんの話を思い出した

鈴「髪質だいぶ変わりましたね」
私「ほんとですか」
鈴「ほんとですよ。施術時間も長いけど……(私)さんがピーピーいわずにいてくれるんでね、そのおかげですね」

ピーピーって言い回しちょっと怖くないですか怖いですよ

鈴「でも正直ね、最初は……さんの髪クセが……(言葉を探す)……強すぎて」

はっきり言った!

私「……ピーピー(手で顔を覆う」
鈴「ちょっ泣かんとって、いやわかりますよ。僕も天パだし、でもね、ほんとに……(言葉を探す)……クセが強くて」

もう一度言った!なんで同じこと二回言ったんだ!
言葉を探す必要なかったよ!


でも鈴木さんとも話したけどここ一年はお金も自分で工面できるようになって、今までよりもまじめに髪切るようになったので少しでもそのことが反映されてれば僕は嬉しいです


人とお話をするとわかってもらえないかも、共感できないかも、とかそういう同調ばかり気にかけて怯えて黙り混むことが美容室でもその外でも多々あるのですがよくないよね
何が好きかというより自分の好きなものをきちんと自分の言葉で言えたらどんなことでも受け入れられるんだと思う
でも空気読むこともあるよね

そういえばひとり規格外のスタイリストさんがいるんですが今回も想像以上でした。面白さが……

面白いし素敵な文を書くんだよ


髪切ったあとはいつもコンビニに寄って気持ちを落ち着けて帰る
えほーまき買って帰ったよ






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