絶滅院絶滅堂…


小林という名を持っていた時の彼は、ほんの些細なきっかけにより宇宙そのものの脅威であるファイナルカオスと接触してしまう。


彼を介しファイナルカオスの存在を認識した宇宙は、ワールドブレイカーという答え…ファイナルカオスを打ち倒すための力を生み出した。


小林ことワールドブレイカーダブルZの誕生である


だがワールドブレイカーの誕生は同時にその宇宙の終わりを告げる。いかなる契機であろうとファイナルカオスに接触した宇宙はその全てを喰らわれるのだ。


ワールドブレイカーの力がいかほどであろうとも

そう、これまでの平行世界にてあまたの数のワールドブレイカーが生まれたが誰一人としてファイナルカオスに打ち勝つことはかなわなかった


ワールドブレイカーダブルZの力もまたファイナルカオスに遠く及ばず、全てを喰らう存在に取り込まれた彼は混沌の奔流の中でもがき苦しんでいた。


だが、そんな彼の前に現れたニャルラトテップと名乗る存在の手を借り、混沌の奔流より脱することができた。

ニャルラトテップはアーカイブ機関…覚醒者たるワールドブレイカー達を集め、平行世界そしてその根幹にある黒き夢を喰らいつくさんとするファイナルカオスを滅ぼすため活動しているという。



そしてアーカイブ機関はファイナルカオスとの戦いの果てに、打ち倒す方法を見いだすが…突然の宇宙の誕生ビッグバンにより全て吹き飛ばされてしまうのだった。


それから137億年後…記憶を失ったワールドブレイカーダブルZは絶滅院絶滅堂を名乗り、地球の支配を企んでいた。


絶滅院によって未来を絶たれたものはなんと死ぬことができず、そのほとんどは彼の手により首だけの状態で土の中に埋められ永遠の闇の中で苦しみ悶えることになる。


後に絶滅院絶滅堂ことワールドブレイカーダブルZが地球に存在することを知ったアーカイブ機関はワールドブレイカーダブルJ・M・Vの三名を送り込んだ。