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紅葉と栞とほしいものの話



新しい読者さんこんにちはよろしくね




やっと完成した…


院生さんと遊んだ話

これは12月初旬のできごとです








院生さんは遅刻魔です


そんな彼女との待ち合わせに必須なもの、それ即ち文庫本なり


案の定30分遅刻され、10ヶ月ぶりに会った第一声が


院「のぴ太さんかなー、のぴ太さんかなー、って近付いていったらのぴ太さんでした〜その服と眼鏡と本の組合せがとても良くて少し眺めてたんですけどね〜やっぱり顔を真正面で見たいじゃないですか、遅れてすみません、なんで眼鏡かけてるんですか?読んでた本、それなんt」

の「あの!久しぶりです、おはようございます、とりあえず!ちょっとここから離れましょうか」



「改札前」+「多くの通行人」+「院生さんの大きな声」=超恥ずかしい








早速切符を買って、駅のホームで電車待つ


院「さっきのなんていう本ですか?」

の「○○さんの××です、読みましたか?」

院「いえ、その方の作品は有名なものしか、おもしろいですか?」

の「おもしろくないです」

院「あら」


ぼくにはその方の作風が合わなかった
くどく感じた
ので、作品名はだしません






この辺で電車がきた気がする


車内で「並行して読んでる作品ありますか」と聞かれて4冊ほど名前挙げたら「それ全部伊坂幸太郎ですね」って返ってきてちょっと感動した

『バイバイ・ブラックバード』とか『SOSの猿』とかは有名な方じゃないから

こういう小さな共感が嬉しかったり









なんやかんやして、目的地到着、有名な紅葉スポット、すこーし散り気味、前を歩く院生さん


院「あ!写真とか、私のこと気にせず撮ってくださいね!そのへん自由行動で!私もいっぱい撮るので!そうですね、10分後にまたここ集合で!」

の「遠足かこれは…」


言われた通り各々紅葉の写真撮るため自由に散策、してたはずが5分後背後から



パシャ


の「?」



振り返ると稀に見る超笑顔な院生さんが


の「院生さん、いまぼくのこと撮りましたよね」

院「はい!」ニコニコ


近くにいた老夫婦が微笑みながらこちらをみている、ニコニコ


の「前会ったときも写真撮ってきましたよね」


パシャ


今度は眼鏡を触ったときに真正面から


の「また…なんでぼくの写真とるんですか、そんなに撮ってどうするんですか」

院「…お、いい写真撮れてましたよー」

の「そういう問題じゃなくて、もう行きましょうね」








ぽてぽてと散策


院生さん、落ちているもみじを拾う


院「みてください〜とても綺麗ですこれ」

の「ほんとだ、色がグラデーションですね」

院「私、もみじを本の栞につかうんです、これもって帰りたいなぁ…」


ほんとに文学少女だな、この人は

あ、 年齢的に少女じゃないか(ごめんなさい)




院「のぴ太さん本持ってましたよね、これ(もみじ)本に挟んでもらっててもいいですか?」

の「はい、(ゴソゴソ)…どうぞ?」

院「ありがとう、よく断られるんですよね」

よくやるのか


の「どうしてですか?」

院「汚れてしまうかもしれないから…」

の「あぁ、大丈夫ですよ、泥とかついてたらあれですけど(笑)」

院「優しいですね」

の「そんなこと」


そんなことないよ、あんただから

いい人ぶって、好かれたいから





30分後





院「これくらいにしときます!」


の「最後のそれでちょうど10枚です、また随分探しましたねー」


なんと結局ぼくの文庫本には院生さん激選のもみじ10枚があちこちに挟まりましたとさ


院「のぴ太さんにも差し上げますからね」

の「はい、ありがとうございます 、あっちにお手洗いあるみたいですよ」

院「ありがとう、ちょっと手を洗ってきます」









日の当たるところに腰かける

回りはおじいちゃんおばちゃんばかり


院「のぴ太さん就活ですね、つきたい仕事とかありますか?」

の「一応希望は、和装関係か、広告関係です、でも広告関係はちょっと諦めてますね」

院「和装というと、呉服屋さんとか?」


の「そうですね、着物に関わる仕事がしたいです」


理由をきかれタラタラと説明
長くなるので省略


の「院生さんは来年(2014年)大学院を卒業されるんですよね?お仕事とかって…」

院「決まってますよ、なんかね〜知らない会社だと思うよ、とりあえず私は研究しますね〜」

の「研究、ですか、かっこいいですね (笑)」

院「それで、会社が東京と大阪にあるんですけど、まだどっちに配属になるかわからなくて」

の「…それって、もし東京だと…」

院「東京行かなきゃですね (笑) わたしは大阪がいいんですけどね、東京の方が出世?できるらしいんですけど、そういうの興味ないし」


院生さんが東京行ってしまったら、きっともう会うことはないんだろうなぁ、と、このとき思った

そう思うと、今のままだと、ぼくらの関係は、なにも始まることなく終わるんだな、と


悲しくなって話題をかえた




の「10ヶ月ぶりって、すごいですよね」

院「一緒に写真とりましょう?」

の「???急ですね (笑) はい (笑)」


今まで一緒に撮ったことない

彼女が以前、人を写すことに興味がないと言ってたので、そのかわり風景の写真がめっちゃある


ってことはなんだ、ぼくは風景なのか、謎だ


の「だれかに頼みますか?」

院「いえ、私の力で撮ります…」インカメに苦戦

院「シャッター…押せない…あ!タイマーにしましょう!」

結局インカメで撮ることを諦めタイマーで撮った、 色んなこと知ってて頭いいのに、不器用な人らしい







くぐった鳥居に向かって歩く

出口に向かって歩く




の「あ、もみじ」

院「あっ」

の「忘れてたんですねwww」

院「いえいえいえ、そんなことないですよ(笑) どうやってもって帰ろうかな…」

の「荷物にならなければこの本ごと持って帰ってもらって、ぼくは構いませんよ」

院「いいんですか?じゃあそうさせてもらいます…あ、(本を手に持ちながら)これでまたのぴ太さんに会うことができますね!」ニコニコ

の「………本がなくても会いたいですけどね」

院「へぇ〜(*^^*)」ニヤニヤ


たじたじ、というのはこういうとき使うんだろう、やっぱり年上に見えない院生さんにたじたじである、たじたじ




そして集合した駅まで戻って解散

時刻は13時30分

はえーよ !ばかやろう!

院生さんに用事があってこんなにはやい解散となりました



一緒にいたの三時間くらい

告白の雰囲気だのなんだの、そんな場合じゃなかった、いや雰囲気のせいにしちゃいかんな

つかまえたと思ったらスキップして逃げていく、そんな感じ


もっとズルくなるべきなのか、ワルくなるべきなのか、このままでいいのか、よくないな





相変わらず1週間に1通のペースで連絡とってます



なんか院生さんとどうなりたいのか分からなくなってきた!

すきだけど!恋人同士になりたいわけでもない…ような気がする…すきだけど…

どうしたいんだろう、結局、いつもみたいに付き合う前のこの感じを味わいたいだけなのか、って思ってしまう

そんなわけないはずだけど

院生さんとぼくが付き合うってことが想像できないんだよね、 望みが薄いってのが一番だけど








今は就活に集中するけど、するけどさ、そうだ、内定一社もらった、第一希望じゃないからアレだけど、とりあえず滑り止めというか

こんなぼくでも内定もらえるんだと自信がつきましたこれからも精進して参ります


友人たち曰く、のぴ太はしっかりしてるそうだよ、羨ましいんだって




そんなことないのに

お前らの方が羨ましくて羨ましくてしょうがないのに

子どもの頃はなにも欲しがらない子どもで、親を困らせたのに、今は欲しいものがいっぱいで書ききれなくて、あれもこれもと思うけど




あー、身の丈に合ったものだけを欲しいものにしなくちゃいけない年齢なのかな






では、以上です
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