季節の風

先日、娘の彼のご両親と顔合わせで、神戸に行きました。
レトロな純喫茶で時間待ち。

何とも懐かしい様な不思議な気持ちでこの日を迎えました。
神戸の街は
船乗りだった父を思い出す。

いつも事ある毎に父がエールを送ってくれる様な気がします。

淡路島の穏やかな環境で育った彼はとても穏やかで優しい人。

彼と娘が段取りをしてくれて、
フグ料理を頂きながら、
和やかで幸せな時間が過ぎて行きました。

夕方、異人館のあたりを散歩。

前を歩く娘たちの末永い幸せを祈りつつ、
この瞬間の幸せに感謝しました。

このご時世、色々あるけど、感謝できる事や幸せに目を向けて前を向きたいと
そして彼らもそうであってほしいと思ったりします。

アーカイブの欄を見たら、初めての投稿からもう10年が過ぎてたのでびっくり…
もう10歳も歳をとったのかと、当たり前ながらもびっくり…

色んな事があって、色んな出会いがあって、
ブログで知り合ったお友達とも色んな話をして、
励ましあったり、只々聞いてもらったり…
顔も知らないのにいつも真摯に答えてくれて、
寧ろ顔を知らないから、しがらみなく話ができて…

色んな別れもあって…
突然投稿が無くなって、コメントもなくなって、
みんなで心配したけど結局戻ってこなかったお友達…

知らない間にフェイドアウトして、
リアルな世界に帰ったままこちらに帰ってこないお友達…

しばらくご無沙汰して、
久しぶりにログインしたらブログ仲間から
沢山メールが入ってて、亡くなった事を知らされたお友達…
只々悲しくて寂しくて泣きました。

いつもここで出会うのはボタン一つで繋がる人たち。
リアルな生活と違う居場所…

とても気まぐれな私はたまにというか、細々と更新しながら
自分と向き合ったりしてる。 

色々予期せぬ事が起こる昨今…

後10年したら私はどんな生活をしてるのかな？

私と繋がる皆様が幸せであります様に…
笑顔で毎日過ごせます様に…

昨夜とても風が強かった。
朝夕の冷え込みが嘘のように穏やかで暖かい。
仕事が休みの今日、母のサークルの送迎で運転中爽やかな空に心が和んだ。

広がる空に、思いを向ける余裕があるという事がこんなにも幸せなのかと感じる。

かつて愛犬がいた頃毎日、野の花や空の様子を見て季節の移り変わりや、天気の変化をダイレクトに肌に感じていたのに…

日々小さな変化に目を向けなきゃね…
生かされてる事に感謝して、丁寧に過ごしていかなきゃね…

ここ数日、小さな棘を持ってた自分に反省した。棘を隠しながら悶々としてる自分の苛立ちすら馬鹿げてる気がした。

空を見上げて大きく深呼吸…
風に身を任せる雲の様に流れに逆らわず力を抜いて過ごしてみよう。