季節の風

鳴り止まない拍手と、音楽がいつまでも耳に残って…
感動の興奮が冷めないうちに記事に残しておきたい…
そんな気分です。

友達と4人で劇団四季のライオンキング観に行きました。

去年から予約してずっと楽しみにしていたから、
昨夜から、メールが飛び交う…「いよいよだよ！！楽しもうね！！」
なんてね…
皆、テンションMAX ！！

遠足の前日を迎えた小学生みたいにワクワクしました。

ただただ完成度の高さに驚くばかり…

余韻がしばらく続きそうです。
これでまた頑張れるかな。

帰りの電車は、次の遊びの話で盛り上がる…
USJだの、TDLだの…

ふと現実を忘れさせてくれる彼女達。

時間を忘れて、歳を忘れてはしゃぎながら
こうして話をしてるだけでも充分幸せなんだよね。
ありがとう。

トウモロコシにつけた醤油の焦げる匂い…
いつからこれを お祭りの 匂いだと 思う様になったのかな…

一昨日の夜、旦那と二人で近くの天神祭に 行ってきました。昼過ぎまで降った雨もやんで、これまでの暑さが 嘘のように涼しくて 昭和回帰したような懐かしい光景と 秋の訪れを肌で感じては 切なさをかみしめたりして…

やぐらの上では 和太鼓と 鳴り物…生で音頭を 唄い、そのまわりに出来た 盆踊りの輪…
中に入る勇気は ないけど 幼い子供と一緒に踊る若いお母さんや それをビデオで撮る若いお父さんを まるで 自分たちの 思い出を 振り返るように 旦那と「いいね…」 と眺めていました。

忙しさに急かされて時間に追われながら 過ぎ去った今年の夏… 子供の小さい頃は キャンプだ 海だ プールだと 夏を満喫したけれど、今年は 夏も 駆け足で通り過ぎ…夏の終わりだけを 見届けたような気がする…

今日も この時間、西日が 風で揺れる庭木を照らしてます。

真っ青な空に 秋の到来を感じて…

今年のお盆に差し掛かったある日の出来事…
仕事で疲れ切って、ベッドで横になってると
「お母さん…お母さん…」
息子の声で起こされた…

いや、息子の声によく似た声に…

起きているのかいないのか…半ば夢の中…
自分でもよくわからないけど、
息子によく似た青年が私の枕元で笑ってる。
「まぁ君 ？」(息子の名)
『ちゃうよ…僕や…』

(なんでそう思ったのかじぶんでもよくわからないけど、
あの子だと…)

「いくつになったの…」
『22』

そう…無事生まれていれば22になるはずだった。
この8月で……

息子より少し大きく見えたかな…スレンダーで息子によく似た彼が、
笑った途端に 我に帰った…
ドアの前に立つ姿が確かに見えた気がしたのに… 

誰もいない…


夢…だったのか、何だったのか…

涙がボロボロ溢れた。


22年前、妊娠とともに発覚したポリープ。
安定期に入ったら採りましょうと言われ、
4ヶ月が過ぎ安定期に入って手術の前の検査で胎児の心臓が止まってることを知らされた。
ポリープと一緒に掻爬されてその姿を見たのは超音波の写真のみだった。

…ごめんね…



彼だったのか…夢だったのか…
……
今もよくわからないけど、過去に生まれるはずだった我が子を鮮明に思い出した瞬間であったことには間違えない。
とても不思議な出来事でした。


彼は何を知らせたかったのだろう…

洗いたてのタオルが好き…

柔軟剤と お日様の匂い…

叱らないでね…噛んで破ったりしないから…


by トランプ