季節の風

先週の日曜日、行ってきました。
子ども達が私達夫婦のためにプレゼントしてくれた
リッツ・カールトンのディナーチケット。

せっかくだから早い時間に予約を入れてゆっくり過ごそう
と旦那が言うので 1日のスケジュールは そのための準備に…

マニキュアを塗ったり、髪を巻いたり…
ネクタイを選んだり…
新しい靴眺めたり…

大きなイベント事のように朝からワクワク…

「雨なんだけど… 」
「タクシーなら濡れるところもないから大丈夫」 

いつもよりお化粧に時間をかけて…
こ んなふうに準備にかかることがもう楽しくて…


最寄りの駅からタクシーで、
ホテルに着いたら
ドアボーイと着物を着た綺麗な女性がお出迎え。

オリエンタルなエントランス 背景の雨もまた良しで…

天井まである自動ドアは壁がそのまま開くような感じでした。
日常からかけ離れた空間。
かつてはそれを提供する側の仕事をしていましたが、
ゲストの側になるとこんなにも気持ちが良いものかと…

イタリア料理のコースをいただきました。
日本らしさなのか京都らしさなのか
盛り付けも繊細で 運ばれて来る全てが
作品を感じさせる…どこからフォークをつけようかと
崩すのが勿体無いようなものばかり。
素材の持つ味わいを大切に丁寧に作られたそれらに
ただただ感動でした。

心に残る料理と時間 感動をありがとう。
今もまだ余韻に浸りながら 
子ども達に感謝です。

先日子ども達に貰った ディナーチケット…

日曜日に出かけようかとホームページを見てみたら、
ドレスコードのあるレストラン …
エレガンスカジュアルとかで…

せっかくだからおしゃれして出かけたいよね
っと急遽延期。
土曜日は旦那と二人して久々に服を選びに出かけました。
スーツやワンピースがないわけではないけれど、
こういう機会がないとなかなか、改まった物は買うことがなくて…

彼はシックな色合いのチェックのジャケットとパンツ、カッターシャツを
私は紺色のワンピースに 薄い水色とゴールドのストールとハイヒールを…
揃って服を買いに出かけるのもホントに久しぶり。
ストールは取り寄せ、そしてパンツは裾直し 少し日数がかかるので
日曜日のディナーは延期になりました。

お楽しみは少し先にある方が長く楽しめるかもね…

そんなわけで日曜日は予定が空いてしまい、
思いつきで木津川の流れ橋へ行ってみました。

時代劇のロケ地に選ばれるほどの
ロケーション…
広い川幅のわりには浅く、澄んだ水が流れて時間を忘れるような光景に
近くにこんな良いところがあったんだね。
と二人して感動でした。

子ども達からはそれぞれ近況を知らせる連絡が…
ホントにありがとう。

この2日間のおまけのような幸せな時間に感謝です。
今日はこれから仕事…
次のお楽しみのために頑張らなくてはね。

家の近くでも蛍は観れるのですが、地元紙の情報で
とある植物公園に沢山いるとあったので
旦那に連れて行って欲しいとお願いして 
先週の土曜日の夜、
車で向かいました。

が、カーナビが案内するのは狭い暗い道路…
何度か修正しながらも
とりあえずしたがってみようと…
とうとう離合もUターンもできない様な農道をしばらく入った所で
「目的地付近です」
のアナウンス…
いやいや、蛍どころか 川も無ければ人もいないし
おまけに周りは茶畑だし…

植物公園最終入場の時間過ぎて
間も無く閉館時間…
結局 何処かわからないまま
コンビニでアイスクリーム買って
車で食べながら帰路に向かった。

「もう一回よくしらべてみるわ」
と旦那…

ごめんね、思いつきで振り回してしまって…
でもね、迷ってもこんな非日常が好きなんです。
知らない所を走って
ドライブできたからOK

でも なんであんな所に連れていかれたんだろうね。

我が家の裏、先週までは甘酸っぱい香りが広がるいちご畑でしたが
今週に入って水田に姿を変えました。

庭のデッキに立つとまるで水上の家。
子ども達はこの季節のこの風景がとても好きだと言ってました。

夕方になると吹いてくる風が心地よく涼しいのです。
何処から集まってくるのか、ここ数日で毎夜カエルの大合唱。

「どんな顔して鳴いてるんだろうね… 」
なんて旦那と話しながら、テラスで夕涼みをしたりしてます。

移りゆく季節を肌で感じながら
鳥のさえずりや虫の声を聞ける幸せ…

先日は夜に 近くの川に蛍を観に行きました。
まだ少し早かったのか、ほんの2、3匹が 光を放ちながら
ヒラヒラ飛んでいました。
毎年地域で開かれる『蛍鑑賞の夕べ 』
が来週末…
竹を斜めに切った筒の中に入った蝋燭の道しるべに沿って
そぞろ歩くだけのイベントだけど、夏前の風物誌
その頃にはもっと沢山飛んでいるのかしらね 

今年も行ってみようと思います。