季節の風

寒くてもなぜか春を感じます。
昨年の今頃は予想すらできなかった 夫婦二人の生活…
子ども達が出て行った後、役目が終わったかのように旅立ってしまった愛犬。

気持ちの余裕が出て来るほどに寂しさを感じるようになり、
心の穴埋めをするかの如く はまりだしたのが、羊毛フェルトのニードル人形。

作るのはもっぱら 愛犬トランプ君に 似たものばかり…
頭の中にある記憶だけで形を作っていたものの、
満足いかず ようやく写真とにらめっこする時間が増えてきました。
きっと満足できるものが作れる様になる頃には、寂しい感情すら
忘れることができるのかしらね。

頭の中と 心の内の微妙な感情のズレを、今まさに調整中。

ご心配なく。 
春はすぐそこまで来てますから…

早朝のシフトで、4時半起き

夜明け前の凛とした冷たい空気で、目が覚めます。

朝食のワゴンを運び終えた後、
主任から、「いつもありがとう 」
とシックなピンクの手提げバックを頂きました。

なんだろう…とワクワクしながらも
その場では開けず、
仕事も途中だったので業務に戻りました。

家に帰って開けてみると
ロクシタンのボディソープ、ボディミルク、ハンドクリーム
GODIVAのチョコレート、
Royale Montagneの紅茶のチョコレートが入っていました。

思いがけないプレゼントに
感激でした。

縁あってのこの職場。
笑い声や、優しさに溢れ
緩い空気が穏やかに流れる暖かで、アットホーム。

気がつけば  もうすぐ2年が経とうとしています。
平穏に流れる時間が今はとても幸せ。

寒い日が続いてます。
先日は 息子がインフルエンザにかかり、
仕事がお休みの日 急遽東京へ 向かいました。 

行くことを告げると、
「来なくていいよ。大丈夫！！ 何しに来るん？」 
っと言われるだろうから 到着するまで内緒で…


息子の寮に一番近い交差点の信号待ち、
偶然にも 正面で信号待ちをする彼とバッタリ…
とても驚いた様子で…
「少し楽になったし、コンビニのもんも食べ飽きたから
自分で、食べる物を作ろうかと買い物に行くところやった…」
と…

「それは良いタイミングだったね。
はい！！
大根と油揚げの煮物、牛肉のしぐれ煮も作ってきた。
多分こういう物が食べたくなる頃かと… 」

「遠いところごめんな」
って何度も詫びてくれたけど
母親としてできる事って、
ほんとにわずか…
寧ろ おせっかいの塊、
親切の押し売りかもしれない。

それでも
熱も下がり美味しそうに食べる姿に
ホッとしました。

何でもないこんな一瞬こそが幸せなんだろうね。


毎日差し入れを届けてくれる、同期生。 
寮の周りの便利な環境。
何よりきちんと生活をしている事に安心しました。

日々何気なく過ぎて行く時間の積み重ね、
自分の見える範囲しかわからないけど、
子どもたちの上にも同じように時間が過ぎていき
子ども達はそれぞれに 知らないところで ちゃんと
確実に前を向きながら成長しているんだなと
感心しました。

次の日は早朝当番だからとんぼ返りになったけど
行って良かった。
結局元気を貰いに行ったみたいな気がする。

負けないよう、頑張ろう。