季節の風

暖かくなったと思ってたら、昨日、今日と肌寒い。

今日は仕事はお休み。

1ヶ月近く経って、なんとなく流れもわかってきて、
とてもアットホームな感じやら、優しい先輩達と
休憩中に食事を頂きながらの、女子トークやらで…
今までに無くリラックスしながら仕事ができて、
たぶん忙しいけど、
毎日が楽しくて…

先日は下膳の際、
痴呆症のおばあさんに、
「私のご飯どこやったん？  あんたが食べたん？」
って聞かれて…
「もう、召し上がった後なのでお片付けしてます。」
って答えたら、
「へぇー、上手いこと言うて、私のん持って帰って家族皆で食べるつもりやな。」
とか言われて、「そんな、アホな…」
っと突っ込みそうになった。
(お粥と、細かく刻んだおかずを、持って帰っても誰も食べないよ)

横から介護士さんが、「誰も持って帰らへんよ。また持って来てくれはる。」
っと言って下さるとそれで納得されたみたいで、
「そうか…たのんだで…」
っと何処かに行かれた。

罪のない純粋で思ったままの、言動。
最初は戸惑ったけど、子供のように可愛くて…

毎日の小さな不思議に癒されて…

仕事はとても好き。

だけど今日は、少し疲れてのんびり過ごしました。

そう…今日は父の7回忌でした。

亡くなる前の日カレーうどんが食べたいと言った父。
母から電話で聞いて、直ぐにカレーを炊いて実家に駆けつけた。
次の日に亡くなるとは思わなかったけど、そろそろ心の準備をしなくてはいけないと
腹をくくってた。

「ありがとう。遅くなるからもう帰れや…
今日は飛行機に乗れば良い、早く帰らにゃ…」

そう…あの日に限って、父は何故そう言ったのだろう。
車で15分の距離なのに。

「飛行機…そうするわ。ほなさよなら。」

笑いながら答えたけど、父が寝込んでから「さよなら」っと言ったのは、
あれが最初で最後だった。
「また来るわ」
と、いつも言ってたから…

「はい、さよなら」

まさかね…
それが最期の言葉になるとは…
だけど、それで良かったんだよね。


あの日と同じ様な気温で、お天気で…

気持ちは穏やかで…



7年なんてあっという間だね。
色んな事があった…
公私共にね…
少しは色んな凸凹乗り越えて強くなれたかしら…


父のなくなる前の年には義父が亡くなって…
止められない時間の切なさを身に沁みるほど感じたけど、
止められない時間があるから哀しみも乗り越えられるのかもしれないなと
思ったりして。


幸せでいる事が一番の親孝行だと、
子供達の幸せを願いながら思うようになりました。

たぶん、親孝行してると思ってます。
日々感謝して…

職場で、配膳のため上階へワゴンを運んでヘルパーさんにバトンタッチ。

…ん…なんとなく見覚えのある顔。

スレンダーで、美人。


30年程前、会社は違うけどいつも職場で見かけた Iさんかも…

「ねえ、間違ってたらごめんね。昔で…」
と言いながらマスクを外したとたん、
「あぁ、…！！うそっ！！なんで…！！嬉しい！！紅茶入れてもらったの覚えてるよ！！」
っとハグされて… 
思いのほか大きな反応にとても嬉しかった。

お互い20歳の頃の事。

バブル時代、一番華やかな頃。

何をしてても楽しかったあの頃…

「またゆっくり、話そうね」
と…
仕事に戻らないといけないので厨房に戻ったけど、
それだけで、なんだかワクワクしたりして…

人との出会いって不思議ね。
今まで接点のなかった彼女が、とても身近に感じたりして…。

仕事も一週間過ぎて、
少し慣れてきました。

休みの今日も、明日の出勤が楽しみなほどに…

一昨日から新しい仕事が始まりました。
とても暖かい雰囲気で迎え入れてもらって、
一つづつ親切に教えていただいてます。

わりと大きな有料老人ホームの 食事の準備。

メンバーは4人程…
時間帯によっては、多少の前後はあるようですが、
6人のシフトで回していくらしいです。
調理は調理師さんがして下さり、
盛り付けたりお茶の準備をしたり
下げた食器の後かたづけをするのが私の仕事。

個人個人で、好みがあったり、
噛めない人や、手の力の弱い人がいたり…
一人一人に応じて、一口大に刻んだり等色々…

今までの職場とは違い、時間を気にしながらも、
焦ることも急かされることも無く、トントンと過ぎていく感じです。

途中、休憩がありその間に賄いを頂きます。
とても和やかに食事を頂きながら 食器が帰ってくるまで
時間待ち。
(こんなにアットホームで暖かい職場ってあるんだな…)

時間の余裕と笑い声のある職場が、とても新鮮。
まだ今日で3日目、だけど行くのがとても楽しみ。
今日も夕方3時半から夜8時まで…

家族の夕飯の下準備だけして出掛けますが…
とりあえず、買い物に行って来ます！！