“自転車競技部”の熱い青春ストーリーを描き、累計2500万部を突破している人気漫画『弱虫ペダル』が、実写映画化されることが発表になった。主人公・小野田坂道役(おのだ・さかみち)にKing & Princeの永瀬廉が抜てきされ、坂道の良きライバル・今泉俊輔(いまいずみ・しゅんすけ)役に伊藤健太郎、優しく、時には叱咤激励しながらも坂道を支える、マ自転車オタクの競技部ネージャーの寒咲幹(かんざき・みき)役に元々原作のファンだった橋本環奈と人気の若手キャストが集結した。永瀬君は昨年公開の[うちの執事が言うことには]に続く2度目の映画主演となる。
主人公は運動が苦手で友達がいない、アニメ好きの高校生・小野田坂道。あることをきっかけに自転車競技部に入部した坂道は、自転車選手としての思わぬ才能を発揮。そして初めて出来た「仲間」のために、自分の限界や壁を超え、レースで共に走る喜びを見出していく――。
原作は、2008年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載スタート。現在まで64巻が既刊、スピンオフ作品含め、累計発行部数は2500万部を突破。15年に第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞。これまでにアニメ、舞台、小説、ドラマなど様々なメディアミックスが展開されている。テレビアニメ第1期が2013年10月〜14年6月、第2期が2014年10月〜15年3月、第3期が2017年1〜6月、第4期が2018年1〜6月に放送。主人公の小野田坂道は小学生の頃から、自宅から45キロ離れた秋葉原のアニメショップまでママチャリで通い続け、高校の自転車競技部で上り坂を担当する「クライマー」としての才能を開花させていく。同作が実写映画化されるのは、今回が初めて。
永瀬君にとって、ロードバイクと人気コミックスの実写映画主演は初挑戦。昨年の12月8日に開幕し今月1月27日まで“KING組”の3人で主演する舞台[ジャニーズ・アイランド]公演や、年末は2年連続で出場したNHK紅白歌合戦のほかに歌番組出演の合間に、12月から自転車練習をスタートさせた。年始も休むことなく稼働した一方で、自転車にも乗り続けた。2回目の練習では40キロ近くを計測し、3回目の練習では、起伏の激しい山道を全力疾走して周囲を驚かせた。原作やアニメにハマり、気づくと朝になっている日々を送って、原作やアニメも熱心に研究しているとのこと。
健太郎君も永瀬君と同じく12月より練習を始めている。
メガホンをとるのは、現在放送中のテレビ東京系ドラマ[来世ではちゃんとします]や映画[植物図鑑 運命の恋、ひろいました;'16][旅猫リポート;'18][“隠れビッチ”やってました。;'19]などの三木康一郎監督。
▽永瀬廉コメント
まさか自分が実写映画で坂道くんを演じるとは思っていませんでしたが、すっかり原作とアニメにハマり、気づくと朝になっている日々が続いています。時間を忘れさせるくらい面白い、素晴らしい作品に出演できてとても光栄です!
一つの競技に一生懸命になっている選手たちは、キラキラしていて本当にかっこいいんです!
その魅力を映画でも伝えて、時間を忘れさせるような作品にしたいと思います。
僕も弱虫にならないように(笑)、自転車練習を頑張ってますので、是非この夏を楽しみにしていてください。
▽伊藤健太郎コメント
今回「弱虫ペダル」に出演させていただく事になりました伊藤健太郎です。
漫画やアニメなどでとても人気のある作品に出させていただける事がとても嬉しいです。
また監督の三木さんともご一緒するのが2回目で信頼できる方なので今から楽しみです。
原作を飛び越えた実写ができればと思っていますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。
▽橋本環奈コメント
今作はこのお話を受ける前から原作を読ませて頂いておりました。
学生時代のこれぞ青春!というような瑞々しさ溢れる物語で、こぼしたくない一瞬一瞬を繊細に丁寧に描かれていて、それに加え自転車レースという題材からも重要な要素となるスピード感溢れる絵がとても大好きです!
その作品の中で私はこの部をなにかと支える自転車オタクの役をやらせて頂きます。
実写化されるにあたって、この魅力あるヒロインとして参加出来る事を今からとても楽しみにしています。
▽原作・渡辺航コメント
坂道の自転車との出会い、友達との出会い、新しい自分との出会いの物語です。
ボクも楽しみにしています!!
▽三木康一郎監督コメント
弱虫ペダル、原作が持っている疾走感や熱量、あと登場人物たちの熱い想いをリアルに映像としてどう伝えていくのか?そう考えたとき、まず自分自身が登場人物たち以上の熱量を持って挑む!というなんだか少年漫画のような結論に至ってしまいました。
出演者、スタッフ、この映画にたずさわる者たちの熱量を皆さんに感じて頂ければと思います。
主演の永瀬廉さんとは初めてですが、彼が持つ素直なところや、まっすぐなところ、しかし、その奥にある強さや熱さなんかを、主人公の小野田坂道を通して、みなさんに伝えられればと思っています。
みんな必死で自転車の練習をしています!彼らの努力や成長にも期待していて下さい。
▽寺西史(プロデューサー)によるキャストの起用理由
・永瀬廉
映画の主人公の小野田坂道役を「誰が演じるといいのだろう」とずっと悩んでいた時に、永瀬廉さんをテレビで拝見して、「この人しかいない!」と強く思いました。「坂道」の持っている一生懸命さ、明るさ、そして芯の強さ。
映画の中で描きたいと思っていた主人公が、永瀬さんの中にありました。
永瀬さんの作り上げる小野田坂道が楽しみでなりません。
・伊藤健太郎
今泉は努力型の天才であり、複雑な感情を持ったキャラクターです。
伊藤健太郎さんの、柔らかい部分もありつつ、時折見せる鋭い目が、まさに今泉にピッタリだと思います。
坂道との出会いによって、変化をしていく今泉を演じて頂けることが幸せです。
・橋本環奈
幹ちゃんは、坂道の隠れた才能を「発見する人」です。映画を見る観客の皆さんの気持ちに、
一番近いところに寄り添っていてくれるキャラクターです。
圧倒的な「華」を持った橋本環奈さんが演じてくださることで、映画に美しい光が差し込むことと思います。
『弱虫ペダル』は2月にクランクイン予定。8/14(金)に公開される。